アクノロギアが愛した娘4【FT】

153． ページ4

ｼｬｺﾞｯﾄ「人間のアニマを借り、私達の作戦は成功しました


しかし……たったひとつだけ、計算外なことが起きたのです


それは……シャルル、貴方の力」



シャ「え？」



ｼｬｺﾞｯﾄ「貴方には私と同じような予言の力があったのです


しかし、それは無意識に発動しているようで、あなたの記憶を混乱させたのです


避難させた100人のエクシードのうち、貴方一人だけが…」



シャ「！」


ｼｬｺﾞｯﾄ「恐らく、エドラスの断片的なことを予言してしまった


そしてそれを使命だと勘違いしてしまったのです」



シャ「そんな……」



ハ「じゃあおいらは……」



ｼｬｺﾞｯﾄ「元々、そんな使命はなかったのですよ


本当に不運が不運を重なり、貴方は自分のありもしない使命を作り出してしまった」



シャ「あれも全部、予言……？」



ナディ「ぼきゅ達は君が自分の力を知らないのをいいことに、さもぼきゅ達が操っているように言ったんだ……


ごめんね……」



ｼｬｺﾞｯﾄ「たくさんの不運と、民の人間に対する私の虚勢があなたを苦しめてしまった


いいえ、6年前タマゴを取り上げた全ての家族達を不幸にしてしまった…


だから私は貴方に剣を渡したのです


悪いのはエクシード全てじゃない


私一人です」



ナディ「それは違いますよ女王様！」



「俺たちだって自分たちの存在を過信してたわけだし……」



「せっかくアースランドに来たんだしさ、6年前に避難させたタマゴ達を探そうよ！」



ナ「前向きなやつらだな！」



Aは空を飛ぶ沢山のエクシード達を見て笑みをこぼした。



『綺麗だ……』

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