１１１． ページ12
髪を乾かし、風呂を出ると、緑谷がタオル一枚で前から歩いてきた。
何か思い悩むような表情をしていたが、Aは気にせず話しかけた。
『あの子、大丈夫でしたか？』
緑「中原さん！？えっと、洸汰君は大丈夫だよ。
一時的に失神しているだけだって」
『そうですか。それより、いつまでもその状態だと風邪をひきますよ』
緑「え？……あ、あぁぁぁぁ！！
ご、ごめん！じゃあさよならぁぁぁぁー！！」
緑谷はダッシュで男子風呂に戻っていった。
『子供の体になんて、興味はありませんが』
太「なら私はどうだい？」
先程まで誰もいなかったはずの背後から太宰の声が聞こえた。
『貴方、本当に神出鬼没ね』
太「これでも君よりかは気配を消すことは得意だよ」
『それで？何の用ですか？』
太「特には。少し話でもしようと思っただけだよ。
どうだい？私の部屋で一杯するかい？」
『先生が生徒にお酒を勧めていいとお思いですか？
それに貴方、既に何本かあけましたね。酒臭いです』
太「フフ、バレちゃったね」
太宰は酔っ払っているのか、ほんのり火照った体でAにジワジワと近づく。
『臭い……』
太「んふふ、ここからは、大人の時間だね」
太宰がループタイを緩めAと壁に追いやった。
その瞬間、物陰からガタンっという音がして太宰とAがそちらを振り帰ると、そこには風呂からあがったのか、A組の生徒達がその様子を見ていた。
耳「上鳴！アンタが押すから！」
上「え、俺の所為！？」
芦「あーもー！いいところだったのに！」
『「ジー」』
A組「「……；し、失礼しましたー！！」」
A組の生徒達は走ってその場を去った。
『はぁ……面倒ですね。ほら、離れなさい太宰』
太「え〜ここまできてお預けかい？」
『中也呼ぶわよ』
太「それはやめてくれないかな？」
太宰は大人しくAから離れた。
『じゃ、私は部屋に戻りますから』
太「はいはい、おやすみ」
Aは太宰に背を向け部屋に戻った。
その後、質問攻めされたのは云うまでもない。
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ルナ(プロフ) - 質問をありがとうございました！ 更新楽しみに待っています！ (2018年12月15日 11時) (携帯から) (
レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ルナさん» そうですね。残念ながら今回はその予定はございません。質問ありがとうございます。 (2018年12月14日 23時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 質問です！ 『二人の英雄』は執筆しないのですか？ (2018年12月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 凄いですね！ この後（あと）の続きが凄く気になりますッ！ ですが、体調には気を付けて下さい。 この頃急に寒くなってきたので…！ (2018年12月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
ねむた。 - ああああああああっ続きが気になるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2018年12月11日 19時) (レス) id: d6d3f805be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2018年12月1日 20時
