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それから指定された時間が来てしまった。
乱歩さん達からの連絡はない。
広「これ程に殺気立った
約束の刻限だ。探偵諸君は、ウイルス使いを得損ねたようだな」
『連絡が無いのは、乱歩さんがそれが最善だと判断したからです』
広「だが現にこれで停戦の可能性は絶たれた。
残されたるは腸の転がる血まみれの道のみ。マフィアが歩き慣れた道だ」
立「覚悟決めな姉ちゃん、アンタは殺さないだけラッキーだと思えよ」
『……私をここで永遠に監 禁でもしますか?』
広「……平時のマフィアならな。だが、今のマフィアは貴君等の知るそれとは「別物」だ。
かつて我らは懸賞金70億を巡って争い、また組合を含む三社戦争にて衝突した。
だが今のマフィアは利益や応報ではなく、首領を護り我らが我らたり続ける意義を懸け戦う。
その為なら落命も厭わぬと云う者は大勢いる……私も含めてな」
『つまり……』
広「別物となった我らは貴方を無下に扱ったりはしない。
貴方には______「間諜」となって貰う。さすれば今回は見逃してやろう」
『私に探偵社の内情を喋れって云うの?
仮令、どんな脅しを受けようと______』
広「そういえば、今太宰君が入院中だと聞いたな」
Aは広津の言葉に目を見開く。
『太宰さんに手を出すな……______痛い目を見たくはないでしょう?』
Aは今まで見たこともないような殺気を放って云った。
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咲楽 - 更新頑張ってください (2018年9月11日 19時) (レス) id: 08df1a568e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年8月17日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月17日 15時