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Aが向かった先は、芥川君が療養の為使っていた部屋だ。
中から樋口と芥川の声が聞こえる。
樋「ダメです先輩!まだ首領の許可が出ていないのに任務は無理です!」
芥「僕に指図するな樋口!そこをどけ!」
どうやら芥川君はじっとしているのに我慢の限界が来てしまったようだ。
部屋に入ると樋口が必死に止めてくれている。
樋「Aさん!」
『ご苦労様樋口くん
芥川君、今すぐベットに戻りなさい』
芥「僕に療養など、やはり不要である!
もう怪我は完全に完治しています。行かせてください」
『まだ許可を出すわけにはいきません、傷口が開いてもいいのですか?』
芥「この程度の怪我など何の問題もありません!」
『云う事を_________』
森「いいんじゃないかな?」
その時、部屋の入口には首領が立っていた。
『首領、本気ですか?芥川君はまだ完全には治っていないと……』
森「彼は今、ポートマフィアの中で一番やる気に溢れている
それに云ったはずだよ、手段を選んでいる場合ではない、と」
Aはその言葉に押し黙る。
少しの沈黙の後、先に折れたのはAだった。
『わかりました……彼の任務復帰を許可します』
芥「ありがとうございます」
『では、後ほど任務の詳細を伝えますのでいつでも動けるようにしててください』
Aと首領は芥川の部屋から出て行った。
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時