６０． ページ10
終わりの見えない戦闘を繰り返す織田作とジイド。
時間が無限に引き延ばされた世界＿＿＿＿＿＿
「異能力の特異点」の中、織田作とジイドは言葉を交わす。
織「その下巻は素晴らしい本だったが、一つだけ欠点があった。
＿＿＿＿最後に近い数頁が切り取られていたんだ。
その下巻の切り取られたシーンの直前に、こういう台詞があった」
人は自分を救済する為に生きている＿＿＿＿＿＿＿＿
死ぬ間際にそれがわかるだろう
織「＿＿＿＿今になって思う……本をくれたあの男は、俺を殺し屋だと知っていたのではないか。
知っていて、殺しをやめさせる為に声を掛けたのではないか……
最初に会った時、その男は俺に名乗った……ずっと忘れていたが、つい最近になって彼の名を思い出した」
あなたは誰なんです？
儂か？儂の名は＿＿＿＿夏目漱石
織「そう……その小説にあった著者と……同じ名前だ＿＿＿＿＿」
ジ「乃公は英雄だった……祖国を守る事が自分の天命だと信じて戦った……
先の大戦で乃公達は、僅か４０名の部隊で＿＿＿砦に籠もる６００人の敵を打ち倒した……
だがそれは、味方本部の計略だった。既にその時本国では和平交渉が行われており、和平後の敵交通網奪取という軍幕僚幹部の不義に利用されたのだ……
当然、乃公達の行動は戦争犯罪になった。同胞が、反逆者である乃公達の相手となる。
部隊の中には自 殺する者もいた＿＿＿＿だが……！死なない者もいた
乃公達は祖国を失い、誇りを失った……
そしてただ敵を求め戦い続ける、荒野の死霊となった……」
織「生き方を変えることは本当にできなかったのか？」
ジ「乃公は軍人として死ぬと仲間に誓った。それ以外になるのは不可能だ……」
ジイドは思索の後にもう一度答えた。
ジ「いや……或いは、出来たのかもしれない。
生き方を曲げ、軍人ではない何かになることは可能だったのかもしれない……
お前が殺しをやめたように」
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マイナスルメ - はいっっ！(＞∀＜) (2019年2月11日 8時) (
レス) id: 6a8f3b13e8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - マイナスルメさん» アニメ見たことないので今度見てみますね(^^) (2019年2月10日 23時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
マイナスルメ - 紫陽花さんの作品大好きです！(＞∀＜)もう、読んでて飽きない！むしろハマる！(＞∀＜)あと、私、ブラッククローバーと鬼の秘書のコラボが読んでみたいんですけど・・・・・・良かったら、検討してて下さい！OTZ (2019年2月10日 22時) (レス) id: 6a8f3b13e8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - イズコさん» 検討してみます。 (2019年2月10日 19時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
イズコ - 鬼の秘書版のコナンのコラボを読んでみたいです。 (2019年2月10日 18時) (レス) id: 6bceb10793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2019年2月10日 14時
