鬼の秘書〜番外編〜【文スト】

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部下の車でAと中也の家に直行してもらい、あっという間に自宅へ到着した。








家に入った後、中也に抱きしめられた。








中「心配したんだからな……」








いつもの強気な中也はどこにもなく、弱々しく呟いた。








『うん、黙っててごめんなさい……』








素直に謝ると中也は更に強く抱きしめてきた。








中「……で、俺に何か云うことがあるんじゃねぇのか？」








『……；』








もう一度云いましょう。今日はクリスマスです。









『葡萄酒でも飲む……？；』








中「それもいいが……俺の好物でもくれねえと割に合わねえよなァ？」








その瞬間Aは察しがついたのか中也の腕から逃げようとする。








このままでは確実に”喰われる”。








中「逃げれると思ってんのか？……逃さねえぞ」









『ひゃっ！』








耳元で囁かれる中也の声に思わず体が跳ねる。








中也は舌舐めずりし、Aをそのままソファに放り投げ上にまたがった。








ネクタイを外しながら微笑むその顔はもう完全に雄の顔つきになっていた。









中「覚悟しろ。明日立てねえくらいにしてやる」








その宣告通りになってしまった。

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