・ ページ44
神社に辿り着くと、既に参拝客が大勢きていた。
『凄い人ね……』
中「はぐれねえよう、手ェ放すなよ」
中也は先程よりも確りとAの手を握った。
本殿に辿り着くまでの道では、屋台がたくさん出ていた。
『ねぇ中也、リンゴ飴食べたい』
中「ん?あぁ、ちょっと待ってろ」
そう云うと中也はリンゴ飴を買いにいった。
中也を待っていると、見知らぬ青年達が話しかけてきた。
「お姉さん誰かと待ち合わせ?」「よければ一緒に屋台でも廻らない?奢るよ?」
新年早々、ナンパの被害に遭うA。内心うんざりしていた。
Aが何か云い返そうとしたその時_________
敦「あ、あの、彼女困ってるんで、やめてあげてください」
そこに現われたのは中也ではなく、武装探偵社の虎の少年、中島敦だった。
「え?誰?お姉さんの彼氏?」「弟だろ」「まぁ連れがいるなら仕方ねーか」
男達はそう云うと退散していった。
敦「はぁ……怖かった……あの、大丈夫でしたか?」
敦は目の前にいるのがAだと気付いていないのか、普通に話しかけてくる。
『……えぇ。ありがとうございます。何かお礼でもしましょうか』
敦「い、いえ!そんな悪いですよ!人を助けるのが僕の仕事なんで」
敦は照れくさそうにはにかんだ。
その時、敦の後ろで中也がリンゴ飴を持ってこちらを見ていることに気がついた。
『じゃあ私はこれで失礼しますね。連れが帰ってきたので』
敦「あ、はい!さようなら」
敦に別れを告げAは中也と共に歩いていった。
敦「でもあの人、どこかで……」
国「こんなところにおったか敦。全くフラフラするな」
敦「すみません……」
乱「……敦、君よく無事でいられたね」
敦「え?何の事ですか?」
何でもお見通しの名探偵に敦は首をかしげた。
129人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
素敵帽子 - ポートマフィア、平和すぎンだろ!!あの中に入りたい!! (2020年7月7日 16時) (レス) id: 81daf2c1b6 (このIDを非表示/違反報告)
波風(プロフ) - リクエストです。ヒロアカの神野の後に夢主と再会するところを見てみたいです。 (2019年2月22日 21時) (レス) id: 61ef6d0ef5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - リクエストです。夢主が風邪or熱が出た、という話を見たいです (2019年2月20日 17時) (レス) id: 69b9893df4 (このIDを非表示/違反報告)
イズコ - リクエストします。暗殺教室の卒業後を書いて欲しいです。 (2019年2月19日 16時) (レス) id: 6bceb10793 (このIDを非表示/違反報告)
ポケモンゲットだぜ - ああ・・・・ヤバイ・・・・昇天される←最高過ぎて発狂したら母さんに怒られたぜ☆ホント神作ですね!更新頑張って下さい!(^∇^) (2019年2月17日 21時) (レス) id: 6fe15f5c5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫陽花 | 作成日時:2019年2月16日 0時