鬼の秘書〜番外編〜【文スト】

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そしてその夜＿＿＿＿＿＿＿＿








『では首領、私はこれで失礼させていただきますね』







森「お疲れ様。明日もよろしく頼むよ」








Aは軽く会釈をすると、執務室を出て行った。








Aが執務室を出て行くと、鴎外は机に項垂れた。








森「はぁ〜……結局何もくれなかったなぁ〜」








エリスはその隣でお菓子の家の半分を食べきっていた。







森「はぁ……私もそろそろ……ん？」








執務机の中を見ると、そこには可愛らしくラッピングされた小さなチョコがあった。







その隣のメッセージをよむと、「いつも感謝しています。あの時、森さんがいなければ今の私は存在しませんでした。ありがとうございます。ほんの気持ちです。召し上がってくださいね」







と書かれていた。字体からしてAのものだと云う事がすぐにわかった。









森「！……フフフ、彼女らしいね」







エ「リンタロウ泣いてる」








森「だって貰えないと思ってたんだよ〜！こんなに嬉しいことはないよ〜！」








エ「泣きながらこっちこないでよ！」

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