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32. ページ33

Aが自分の執務室にてウイルス異能者の情報を集めていると、部下の一人が急いだ様子でやってきた。







「中原秘書!緊急事態です!」








『どうかしましたか?』








「中原幹部率いる殆どの構成員が探偵社に乗り込みに行ってしまいました!」







Aはそれを聞いて目を開いた。すぐに中也に電話をかけるが、案の定それは繋がらない。







『場所は?』






Aは諦めて部下に居場所を聞いた。







「向かった先は恐らく、探偵社社長のいる病院かと……」







Aは外套を羽織り、腰に拳銃を備える。







「行かれるのですか?しかしその脚では……」








『この程度、首領の苦しみに比べればなんともありません。






少し出かけます。5分で戻りますので』








Aは車の鍵を手にしてマフィアビルを後にした。








車を最大スピードで飛ばし、病院へ向かう。








病院に辿り吐くと、黒塗りの車が何台も並んでいて、ここに中也達が居ることがすぐにわかった。








車から降りると、Aに気がついた部下達が慌てだす。








「な、中原秘書!?」







『中原幹部はどこにいますか』







Aのドスの利いた声に構成員達は冷や汗が流れた。







「中原幹部は、先程黒蜥蜴と芥川さんを連れて建物の中に……」







『わかりました。貴方方は帰りなさい』







「し、しかし!」







その瞬間、構成員の間を何か黒い物体が物凄いスピードで横切った。







後ろを振り返ると、金棒が壁に突き刺さっていた。







『帰りなさい。これは命令です』







部下達は命の危機を感じたのか直ぐさま車に乗り込み本部に帰っていった。

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紫陽花(プロフ) - みゃるらさん» ご指摘ありがとうございます。タダのミスですね。訂正させていただきました。 (2018年10月31日 18時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
みゃるら(プロフ) - 続編おめでとうございます。あの、49で芥川が芥川って呼んでるのは間違いですか? (2018年10月31日 17時) (レス) id: b7be159c7f (このIDを非表示/違反報告)
aka - 「鬼の秘書」の続編が見れて凄く嬉しいですっ!紫陽花さんの作品の中で一番好きな作品なので初めて見た時叫び声をあげてしまったぐらいです←これからも無理しない程度で頑張ってください! (2018年10月19日 20時) (レス) id: 1a952e2678 (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪ - 続編が見れて凄く嬉しいです!これからも更新頑張ってください!応援しています! (2018年10月19日 15時) (レス) id: 951996096a (このIDを非表示/違反報告)
nir(プロフ) - うわぁ!続編だぁ!今週休みがない代わりにこれで疲れが取れます!ありがとうございます! (2018年10月18日 20時) (レス) id: f5c5084d90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月18日 12時

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