鬼と暗殺 五【文スト×暗殺教室】

２１８． ページ19

そして放課後になり、Aと太宰は教室内の様子、というか殺センセーの様子を見に来ていた。



教室から出てきた殺センセーは二人に目を合せることなく去っていった。



『……誰があんな真似をしたのでしょうね』



太「おや？Aは殺センセーがやったことは思っていないのかい？」



『私もそこまであの生物を理解していないわけじゃありません。


もし貴方が仮にマッハ２０の下着泥棒なら、こんなわかりやすく証拠を残すようなへまをしますか？』



太「確かにその通りだね。


けど、だったら犯人は＿＿＿＿＿＿＿＿」



『偽物……と考えるのが筋が通りますね


しかし、犯人捜しは生徒達と殺センセーに任せた方がいいでしょうね』



太「それは犯人が判った上での判断かな？」



『さぁね、私は予言者ではありませんから


合理性で判断したまでです』



Aはそのまま太宰に背を向け帰っていった。



『却説、犯人さんに会いにいくとしましょうか』



薄気味悪く笑ったAの笑い声は廊下に響いた。

２１９．→←２１７．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す