鬼と暗殺 二【文スト×暗殺教室】

５７． ページ8

男はもう後には引けないと悟ったのか、おもむろに懐から銃を取り出した。



「し、死ねええええええぇぇぇぇ！！」



発砲音が部屋に鳴り響く。



男は首領を狙ったが＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



「！？」



撃たれていたのは近くにいたこの屋敷の使用人だった。



Aが咄嗟に使用人を首領の前に持っていき壁としたのだ。




使い物にならなくなった使用人を床に放り棄てる。



飛び散った血が首領とAに少しかかってしまう。



『汚してしまい申し訳ありません首領』



森「このくらい構わないよ」



『却説……』



Aは男の方を殺気に満ちた表情のない顔で見た。



男は震えあがり再び銃を構える。



「く、来るなぁぁぁぁ！」



男は今度は連続で発砲してきた。



それをAが金棒で全て弾き飛ばした。



弾かれた弾丸は男の腕に当たる。



男は持っていた銃を落とし、その銃をAが拾い上げ男に銃口を向けた。



「ヒィ！た、助けてくれ！」



『最後の言葉はそれでいいですね、ではまた地獄で会いましょう』



Aは男の額に銃を撃った。



男は血飛沫をあげ、床に倒れ込んだ。



『終わりましたよ首領』



後ろを振り返ると、使用人達がこちらに銃やナイフを向けていた。



「よくも我が主人をっ！」



いつの間にかA達の周りは使用人達に囲まれていた。



『また面倒ですねこれは……


仕方がありません、一掃させてもらいます』

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