鬼と暗殺 二【文スト×暗殺教室】

６７． ページ18

中に入ると、目の前には高校生の集団がおり、その中心には茅野と神崎がいた。



「あぁ？お前等誰だ？」



森「私はただの医者だよ。


君達、こんなことはやめるんだ」



高校生はその言葉に笑い出す。



「はっ！ただの医者のおっさんがしゃしゃり出てくんじゃねえよ！」



高校生は首領に近づく。



「痛い目みたくなかったらそっちの姉ちゃん置いて帰んな」



茅「あ、あれってA先生？どうしてここに……」



神「それにあの男性は……」



首領は不良達を見て笑みを浮かべる。



「なに笑ってんだおっさん？」



「気でも狂ったか？」



森「くっくっく……君達はまだ知らないだろうが、この世の中には必ずしもその場に応じた最適解が存在する。


そして今、この戦局での君達にとっての最適解はここから今すぐに逃げ出すことだ」



「あぁ？何云ってんのかさっぱりわかんねえな＿＿＿＿＿＿」



その時、Aと首領の後ろからドサっという音と共に、渚達が入ってきた。



渚「修学旅行のしおり１２４３頁、班員が何者かに拉致られた時の対処法。


すごいや、A先生の言った通りだよ」



茅「みんな！」



「な……てめえら、なんでここがわかった！」



『土地感のない人間はそう遠くには逃げられません。


このくらい常識です』



杉「さすが、そういうこと日頃からしてると役に立つもんなんだな」



渚「先生のこのしおりに載っていた通りだったしね」



杉「このしおりもすげえよな、完璧な拉致対策だ


今回は先生がいたからよかったけど、やっぱしおりは持っとくべきだな」



「「ねえよそんなしおり！！」」

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