検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:206,075 hit

162. ページ27

突っ込まれたアイスの棒を口から出そうと仰け反ると、中也はアイスを押し込んでくる。



中「すっげーエロい顔してんぞお前」



Aの口の端からアイスか垂れてくるのを中也が舐めとる。



中「ん……冷てえ……」



中也はそのままアイスを口から取出す。



『はぁ、はぁ……ちゅ、や……』



中也は残ったアイスを一気に食べ、Aに接吻する。



『ん……はぁ……ぅん』



中「ん……」



中也との接吻はとても冷たく、そして甘かった。



唇を離した中也は何も云わずにAを抱き上げ、ベットに寝かせる。



そして先程よりも深く長い接吻がAを襲う。



中也の舌使いに翻弄されていくA。



もう二人の中に”理性”というものは存在しなかった。



お互いがお互いを求め合い、愛し合った。



重なる二人の躰。躰の至る処に咲く赤い花。



この時間が永遠に続けばいいのにと、お互いが感じる。



その夜は、いつもの血塗られた夜ではく、愛で溢れた夜となった。



『中也……愛してる……』



中「煽ってのんか手前は……俺も愛してるぜ」



二人は再び唇を重ねた。



後日談_________________



翌日目が覚めたAは腰に激痛が襲いかかり、その日は珍しく有給をとったのだとか。



森「赤瀬君大丈夫かい?どこか具合でも悪いのかい?」



『い、いえ、ご心配には及びません。


少し疲労で疲れが溜まっているだけのようですし、明日は必ず出勤しますので』



森「そうかい?安静にしておくんだよ



中原君にも私から注意しておくよ」



『!!』



森「ふふ、じゃあ腰は大切にね」



そこで電話が切れた。



Aは顔を真っ赤にして布団にうずくまった。



中「首領はなんて?」



『安静にしておきなさいだって……』



中「ま、そりゃそうだわな


昨日は大分激しく乱れてたもんな


どうする?二回戦入るか?」



中也はAを抱きしめながらにやにやしている。



『莫迦……』



嗚呼、神様。こんな時でも彼が素敵だと思ってしまう私は重症ですか?



そして二人はもう一度深く愛し合った。

お知らせ→←161.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (195 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
388人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雨傘響音(プロフ) - だざさんん…(´;ω;`)暗殺教室とのコラボですか!?どっちも好きなので嬉しいです!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ツユクサ - 太宰さんが切ない。゚(゚´Д`゚)゚。 でも夢主ちゃんが結ばれてよかったぁぁぁ (2018年6月13日 18時) (レス) id: 1bd5282e9a (このIDを非表示/違反報告)
ラインハルト大好き(プロフ) - 今度は名探偵コナンの降谷零落ちの小説が見たいです (2018年6月12日 21時) (レス) id: 77af8aedef (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - あああぁ!夢主おめでとうございます!!太宰さんにも幸せになってほしい...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。