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突っ込まれたアイスの棒を口から出そうと仰け反ると、中也はアイスを押し込んでくる。
中「すっげーエロい顔してんぞお前」
Aの口の端からアイスか垂れてくるのを中也が舐めとる。
中「ん……冷てえ……」
中也はそのままアイスを口から取出す。
『はぁ、はぁ……ちゅ、や……』
中也は残ったアイスを一気に食べ、Aに接吻する。
『ん……はぁ……ぅん』
中「ん……」
中也との接吻はとても冷たく、そして甘かった。
唇を離した中也は何も云わずにAを抱き上げ、ベットに寝かせる。
そして先程よりも深く長い接吻がAを襲う。
中也の舌使いに翻弄されていくA。
もう二人の中に”理性”というものは存在しなかった。
お互いがお互いを求め合い、愛し合った。
重なる二人の躰。躰の至る処に咲く赤い花。
この時間が永遠に続けばいいのにと、お互いが感じる。
その夜は、いつもの血塗られた夜ではく、愛で溢れた夜となった。
『中也……愛してる……』
中「煽ってのんか手前は……俺も愛してるぜ」
二人は再び唇を重ねた。
後日談_________________
翌日目が覚めたAは腰に激痛が襲いかかり、その日は珍しく有給をとったのだとか。
森「赤瀬君大丈夫かい?どこか具合でも悪いのかい?」
『い、いえ、ご心配には及びません。
少し疲労で疲れが溜まっているだけのようですし、明日は必ず出勤しますので』
森「そうかい?安静にしておくんだよ
中原君にも私から注意しておくよ」
『!!』
森「ふふ、じゃあ腰は大切にね」
そこで電話が切れた。
Aは顔を真っ赤にして布団にうずくまった。
中「首領はなんて?」
『安静にしておきなさいだって……』
中「ま、そりゃそうだわな
昨日は大分激しく乱れてたもんな
どうする?二回戦入るか?」
中也はAを抱きしめながらにやにやしている。
『莫迦……』
嗚呼、神様。こんな時でも彼が素敵だと思ってしまう私は重症ですか?
そして二人はもう一度深く愛し合った。
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雨傘響音(プロフ) - だざさんん…(´;ω;`)暗殺教室とのコラボですか!?どっちも好きなので嬉しいです!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ツユクサ - 太宰さんが切ない。゚(゚´Д`゚)゚。 でも夢主ちゃんが結ばれてよかったぁぁぁ (2018年6月13日 18時) (レス) id: 1bd5282e9a (このIDを非表示/違反報告)
ラインハルト大好き(プロフ) - 今度は名探偵コナンの降谷零落ちの小説が見たいです (2018年6月12日 21時) (レス) id: 77af8aedef (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - あああぁ!夢主おめでとうございます!!太宰さんにも幸せになってほしい...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月9日 21時