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織田作が見張りのミミック兵を撃ち抜く銃声が、雨上がりの雑木林に響く。








織田作は崩れ倒れた死体に目を向けぬまま再び歩き出した。







クヌギの雑木林が繁茂する林道を抜けると、洋館が見えた。








洋館のバルコニーに狙撃兵がいることを確認すると、織田作は狙撃兵の死角を通りバルコニーの直下に身を潜めた。








織田作は狙撃兵にも聞こえるようにわざと合図をする。狙撃兵はその音に気付き、織田作の姿を視認する。








と同時に、織田作の拳銃に頭を撃ち抜かれ、後ろに向き倒れ込んだ。








狙撃兵を倒した織田作は、洋館のドアの前に立つ。








同時に、織田作の異能力が発動する。








映像が終わった直後、洋館のドアが内部からの無数の銃弾で叩き砕かれた。








織田作は素早く扉の脇へ避け、横目でそれを見つめる。







ドアが吹き飛ばされ、銃撃が止んだ一瞬を逃すことなく、織田作は館内に向けて銃を構える。








織田作は性格にミミック兵を撃ち抜き絶命した兵の間をすり抜け洋館の中へと駆けて行った。









押し寄せるミミック兵を撃ち抜いた織田作は、洋館の広い歓談室に到達する。








だが、織田作の突入を待ち伏せていた兵達が瞬く間に銃弾を浴びせる。








歓談室の入口で銃撃を避け、織田作は壁に背をつけ中の様子を窺った。そしてポケットから取り出した手榴弾のピンを外し、歓談室の中へと投げ込んだ。








織田作に向けて銃撃を続ける兵達の前に投げ込まれた手榴弾は、歓談室の中で爆発した。









爆発に巻き込まれた兵の悲鳴と噴煙を確認した織田作は、そのまま歓談室へと飛び込む。








投げ込まれた手榴弾の爆発と、その煙によって混乱した場は乱戦となった。







濛々とした煙の中で、ミミック兵と織田作の激しい銃撃の応酬があった。







煙が晴れた後、歓談室に立っていたのは織田作一人であった。









織「とどめは要るか??」








床に倒れたミミック兵に織田作は静かに訊ねた。









「……ああ……頼む……」








織「何か云い残す事はあるか?」








か細い声でミミック兵は答えた。









「ありがとう……戦ってくれて……







司令官はこの先だ……彼も救ってやってくれ……この、地獄から……」








織「ああ、判ってる」

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(プロフ) - リゼロの作品を作って欲しいです (2019年2月10日 13時) (レス) id: e6531a4753 (このIDを非表示/違反報告)
榊の燕(プロフ) - このシリーズ見てていつも思うんですけど夢主の設定見てると鬼徹が脳内に浮かびます。このシリーズ好きですこれからも頑張ってください (2019年2月4日 23時) (レス) id: 1bf9cce919 (このIDを非表示/違反報告)
入水系女子の朝窪(プロフ) - 黒の時代読みたいと思ってたら続編出してくださって!!嬉しいです!!無理のないように更新頑張ってください♪ (2019年2月4日 3時) (レス) id: df0fb30e51 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 続編 御目出度う御座います!此れからも頑張って下さい。応援してます!あんまり気にしたらダメだけんね?更新待っとるばい! (2019年2月3日 20時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2019年2月3日 20時

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