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『お呼びでしょうか首領』
首領室に入ると、鴎外がどこか嬉しそうに微笑みながら窓の外を眺めていた。
森「くっくっく……」
『随分とご機嫌ですね』
森「赤瀬君、ついさっきとても素敵な招待状が届いたのだよ」
鴎外の手には一枚の封筒。その封筒には、”内務省異能特務課”の名前。
Aはその名前を見た時、何故鴎外の機嫌が良かったか一瞬で理解した。
森「ようやくだよ。これで私の計画が全て上手くいく」
『ですがまだ油断はできません』
森「勿論その通り。事が済むまでは気は抜けない。
順調にいっている時ほど、トラブルは起こるものだ」
鴎外はゆっくりと歩きながらAに近づいた。
目の前に立つ鴎外は、Aをジッと見つめ、Aも鴎外を見つめ返した。
森「君の働きがあってこその計画だ。感謝しているよ」
『勿体ないお言葉です』
森「この計画も最終章に近づいた。残る仕事は君に任せよう」
『かしこまりました』
Aは鴎外に背を向け、首領室を後にした。
そのままAは昇降機で玄関口まで降り、そのまま夜の横浜の街を車で走らせある場所へと向かった。
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悠(プロフ) - リゼロの作品を作って欲しいです (2019年2月10日 13時) (レス) id: e6531a4753 (このIDを非表示/違反報告)
榊の燕(プロフ) - このシリーズ見てていつも思うんですけど夢主の設定見てると鬼徹が脳内に浮かびます。このシリーズ好きですこれからも頑張ってください (2019年2月4日 23時) (レス) id: 1bf9cce919 (このIDを非表示/違反報告)
入水系女子の朝窪(プロフ) - 黒の時代読みたいと思ってたら続編出してくださって!!嬉しいです!!無理のないように更新頑張ってください♪ (2019年2月4日 3時) (レス) id: df0fb30e51 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 続編 御目出度う御座います!此れからも頑張って下さい。応援してます!あんまり気にしたらダメだけんね?更新待っとるばい! (2019年2月3日 20時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2019年2月3日 20時