好きだけど・・・・・

２０　聡シード ページ20

Aは、走って逃げてしまった。

僕のせいかなぁ？

Aは、優香が言おうとしたことが分かって、泣いて逃げたの？

それとも勘違いしただけ？

もしも分かっていて逃げたんだったら、僕と優香が付き合ってほしくなかったってこと？

だとしたら、僕はAを追いかけないと・・・

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聡「僕、行ってくる。」

優香「聡ちゃん・・・優香も行く！」

聡「優香は大丈夫。どうしても、僕一人で行かせてほしいんだ。」

優香「でも・・・・」

聡「ごめん・・・」

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僕は全力で走った。

今はなぜか優香の事よりもAの事しか頭になかった。

なんで？

でも、僕自身は間違ってないってなぜか、思えるんだ。

優香には、本当に悪いけど今分かったんだ。

僕はAの事が好き。

もう、取り返しがつかない。

だからせめて好きで居させて。

せめて友達でいさせて。

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僕が優香の告白を断っていたらこんなことにならなかったし・・・

僕にも少しの希望はあったのかなぁ

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