想い9_昔話 ページ10
銀時「なぁそこの別嬪さんよぉ、
ちょっと此処教えてくんね??」
A「………え」
アホ面さげてもじゃもじゃテンパの男が
話し掛けてきたある日の事だった
それはそれはもうビックリして
ガリ勉でキモイやら貧乏人やらと言われ、
寺子屋でも嫌われていた私
話し掛けるヤツなんて、そうそういなかったのに。
A「えっと……あの……」
銀時「だぁーかぁーらぁ、此処!
わかんねーから教えろっつってんの。」
それ人に物聞く時の態度なの
なんて内心笑いながら、
さっきの授業の内容を一緒に勉強したよね
……アンタがバカじゃなかったら
今頃どうなってたんだろうね
ちゃんと迎えに来てくれた?
結婚、出来てた?
私が生きてるだろうって、何処かで生きてるだろうって
必死に探し回ってくれた?
貴方に会うために、その一心で、
攘夷戦争を生き抜いたんだよ、私は
.
.
.
.
________私は生きてる
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