91，危険なバレンタイン！ ページ45
「Aちゃんは俺とひとらんのお茶会に参加するの好きやんなぁ？」
「好き…だけど…」
そりゃあのほのぼの空間ほど癒される空間はないよ
『そういや俺、小麦育て始めたんだよねぇ』
『ほんまに！？小麦って畑で育てると黄金色の絨毯みたいになるんやろ？』
『あ、見たことある。スッゴク綺麗なんだよ！』
『俺、それを自分の目で見たくてさ…人間界にこっそり行って土とかちゃんと買ってきたの。魔力で作った奴じゃ無くて自然の奴』
『天界にも自然あるやん、なんでわざわざ人間界のなん？』
『食べ物を育てるって人間の文化だから、人間に教わろうと思って。他にも種とか買ったんだけどな！優しい人が育て方教えてくれんの！』
『すごいめうー！俺も人間界行きたいめう！』
『今度三人で行こう！私も農業手伝いたい』
『よし！そうと決まれば！』
あの会話ほど癒されるものはない、まんちゃんとらんらんの会話は常に花が咲き乱れてるんだよ、桜とか菜の花みたいな春の花が
二人会わせて春爛漫…なんちって
「Aちゃんがスッゴクくだらないギャグを言った気がするめう」
「やっぱりまんちゃん思考読めるよね！？」
「無理めう〜」
「怪しい…」
「おい、オスマン…俺を差し置いてAとなにして過ごしてるんだ？」
「え？そりゃぁ…体の隅から隅…心の奥底まで溶け合うくらいに濃厚な時間を過ごしてだけやけど」
「ひとらん！Aに何してるんや！」
「え？まんちゃんと一緒に親睦を深めてるだけに決まってるじゃん」
何故二人して若干言い回しが不穏なの、ひとらんは普通だけど声が邪悪で確実に煽りだよねそれ。あと、その言い争いを聞きながらも私の回りではロボロとシッマが牽制しあってしゃおちゃんに甘えられてるの
先輩はゾムが作った激辛チョコという地獄に襲われないよう逃げ回ってる
誰か助けてくれ
「こらこら、皆さん。女性を困らせるものじゃありませんよ」
「せやぞ、あとA魔力を無駄に使うなや」
「エーミールさん！兄さん…！」
「あ、僕もいるよぉ」
「神！」
神よ！！
「争うなら外でやってねぇ〜」
「違うそうじゃない！！」
「え…？バレンタインって好きな人を巡って血みどろに争う行事やろ？」
「神ぃ！！！！」
人間の文化物騒だな！めっちゃ物騒に伝わってるな！
「Aちゃんたしゅけてぇ！」
「ヒハハハハ！逃げんなや大先生！」
「はぁ…まぁいいです。Aさん、今日は私の部屋にくる約束でしたよね？」
なんてタイミングでその話を出すんだ
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夜空音 - 愛蘭さん» ありがとうございます。閻魔についてはモブのような扱いなので誰とは言いません。ご想像にお任せします、読んでいて楽しい方にしてください。 (2018年2月11日 23時) (
レス) id: e45f91e071 (このIDを非表示/違反報告)
愛蘭 - 感想失礼します…！世界観とか本当に好きですしんどいですよもう…ひとつ質問なんですが、閻魔樣ってもしかして赤髪のともさんだったり…?私の勝手な考えなので間違っていたらすいません;;これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月11日 3時) (レス) id: e6a6c1647f (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - BOXさん» ありがとうございます！もう少し掘り下げていけたらと思っています (2018年2月4日 0時) (レス) id: ff9c6a4fe6 (このIDを非表示/違反報告)
BOX - 設定とかストーリーとか面白くて好きです!これからも更新楽しみにしてます!語彙力なくて申し訳ないです笑 (2018年2月3日 18時) (レス) id: b4de0e99f9 (このIDを非表示/違反報告)
夜空音 - もちさん» ありがとうございます！休みが終わってしまったので更新ペースは落ちますがこれからも頑張ります！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 04cb530f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空音 | 作成日時：2018年1月8日 3時
