満月 ＿BakareA

Bath ページ34

(お風呂)





後ろにルイスくん。




前に私。





背中に感じる、柔らかな泡。




横にはルイスくんの制服が散らばっている。






ル「Aの肌って、気持ちいいよな。



　 後、柔らかいし。」







へ、

変態発言…っ。





貴「ちょ…。」



ル「こーら、暴れんな。」





逃げようとする私の腰に腕を回すルイスくん。




もう、洗うとか言わないし…っ。






ル「まだ洗ってないとこ、いっぱいあるし。」







耳元で甘い声出すの反則だと思うっ。




思わず、肩をすぼめてしまった。




そんな反応を楽しむかのように。




ルイスくんの指が、私の身体の上を這い、焦らしていく。





太ももに触れ。




付け根のところを、ゆっくり、ゆっくりと大きく触れる。






貴「…‥‥っ。」




ル「声、我慢しないで。」






そんなこと言われても。




こんなところで出してたら…‥っ。







貴「‥ん、や…っ。」






急に、私の足を持ち上げて。



つー、と先の方に向かって洗っていくルイスくん。





足の甲。



爪。




指。






貴「‥や、‥やだっ‥や、ぁん…。」





むずむずする感覚に身体をよじっていたら。



面白そうに笑うルイスくん。






ル「お風呂、一緒に入るの正解だったかもね。




　 いつもの声より、




　 色っぽいよ。」






貴「…‥や、だ…嫌っ。」






恥ずかしくて、恥ずかしくて。



今すぐにでもお風呂から出たかった。




本日何回目かの、脱走しようとする私を、


ルイスくんは普通に食い止める。






ル「んー…このままじゃ、のぼせちゃうね。


　 そろそろ出よっか。」






やっと、察してくれたのか。



私にお湯をかけ。


泡を流し。






ひょい、と抱きかかえて。







お風呂から。


やっと出た。

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