第101話 ページ12
葉月「……」
和泉守「はぁ……はぁ……疲れた」
大の字になって静かになる自分に、皆は床に手をついて肩を上下させていた。
山姥切「葉月……大丈夫か……？」
葉月「……」
山姥切「駄目だな」
骨喰「し、死ぬかと思った……」
骨喰は、私から半径7m離れた所に避難させたらしい。
薬研「骨喰兄……よく耐えた」
骨喰「もう、葉月とは共に行きたくない……」
葉月「……」
ソハヤ「おい、前の葉月ならショックで泣くか無理矢理説得したが、今じゃ枯れ木のようだぞ！！」
葉月「……」
和泉守「一言も喋んねぇよな」
山姥切「あれだけ、叫べばな」
我は、今日枯れ木のように生きるのだ……
声……出ない……
燃え尽きたり……
薬研「おい、懐中電灯見つけたぞー！！」
和泉守「すまねぇな」
どうやら、薬研が懐中電灯見つけたらしい。
すると、薬研さんは……
薬研「ばぁ！」
兼さんと同様、顎に懐中電灯を向け、驚かさせようとした。
葉月「……」
和泉守「あほー！」
山姥切「おい、葉月！？」
私は、ただもう枯れ木のように天井を見つめた。
生きる気力すら……叫びと共に抜けたように……
ソハヤ「おい、薬研！！葉月がついに精神おかしくなったぞ！！」
薬研「すまん。俺もちと試したくてな……」
骨喰「葉月、泣いてるぞ……」
薬研「！？」
葉月「はは……ははは……はは」
いつの間にか、涙がダバーと溢れていた。
和泉守「薬研のせいだー」
ソハヤ「そうだー」
膝丸「薬研のせいだー」
薬研「え！？俺のせいか！？」
皆「うん/あぁ」
葉月「あは……あはは……あはは！」
骨喰「精神狂い始めた……」
山姥切「あの、人形の様な笑い方になるんじゃないか？」
葉月「あはは！はは……おえっ」
膝丸「薬研、一応謝っといたほうがいいぞ。残り少ない精神力で笑っているのだから」
もう、涙止まんねー
お化け無理ー！
あははー！
ただ、涙だけ流しまくり、精神なんか知らねぇーって事で、すっと笑いまくる私を見て薬研はしゃがみ反省した表情。
薬研「その……すまない。俺の好奇心でつい驚かせちまって、許してくれるか？」
葉月「あははは！」
薬研「！？」
いきなり、起き上がり私は薬研の手をガシッと掴んだ。
葉月「じゃあ、今日の飯なしね！あ、ついでに皆もだから！」
皆「！？」
皆は、固まった。
この時、皆は一斉に同じ事を思った。
葉月が、一番怒っている時は誰よりも恐ろしい……と
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←第100話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - 続き!!!待ってます!!!＿|＼○＿ 頑張ってください( o≧д≦)oﾌｧｲﾄｰ!! (2021年1月8日 21時) (
レス) id: aa405bd823 (このIDを非表示/違反報告)
MANAKA(プロフ) - www (2019年9月9日 21時) (レス) id: ccc6678f52 (このIDを非表示/違反報告)
Ｔ．Ｈ - 解せぬ…☆ (2019年9月9日 21時) (携帯から) (レス) id: d29be5eacf (このIDを非表示/違反報告)
MANAKA(プロフ) - 頑張りマッスルマッスル！www (2019年9月5日 22時) (レス) id: ccc6678f52 (このIDを非表示/違反報告)
Ｔ．Ｈ - 喉痛いは、ワロタ。 まぁ、クソ騒がしくなるしな 何でこうなったのかは自分も分からん 更新がんばれよ？ マジで (2019年9月5日 22時) (携帯から) (レス) id: d29be5eacf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MANAKA T.H | 作者ホームページ：MANAKA
作成日時：2019年9月4日 22時
