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人波からは逃れたのに繋いだままの手についつい彼を意識してしまう。
そんな自分が恥ずかしくて、
礼王くんに離してほしいという意図をもって言ったのに、
なぜか神社の石段を上ろうとお願いされる。
お願い事があるのかな?と思って付いていくと上り詰めた頂上から満開の花火が見えた。
穴場スポットなんですよ、と自慢げに教えてくれる彼。
(わざわざ調べてくれたのかな…?)
なんて考えたらいとおしいくて、嬉しくて、今日の花火が今まで一番綺麗に思えた。
花火も終盤に近づいて彼にお礼を言おうと振り向くと彼とバッチリ目が合う。
(え、、なにっ………)
弟でも、隣人さんでもない真剣な顔をした彼がただ私を見ている。
私は囚われたかのように動けない。
そんな私に彼は、
「Aさん……俺、、、Aさんのこと好きだよ」
と告げた。
現実感のない突然の出来事に夢かと疑うけど、繋いだ彼の手が夢じゃないよ…って私に訴えた。
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作者名:nao | 作成日時:2021年11月19日 22時