28 🐺目線 ページ28
病院までAを迎えに行く
入口の方に車を停めれば、すぐに出てきたA
BC「一旦帰ろうか、」
『…ヒョン、送迎ありがとう…、これで俺も肩の荷がおりたよ』
肩の荷がおりた
この言葉の意味するところが知りたい
もう、必死になって稼がなくてもいいって事なのか?
確かにAのヒョンは生命維持のために
たくさんのコードに繋がれてた
『明日からまた沢山仕事するね!』
BC「……え?明日から?!」
『え?そうでしょ、明日仕事あるじゃん。』
……明日から仕事?
唯一の家族が亡くなったのに?
『ここでオッパの葬式とか色々やったら、
性別とか今まで隠してたもの全部バレちゃうよ…
リノヒョンや、ジニ、リクス、スンミニ、イエナ、
彼らを騙してることも……』
BC「騙してるなんて……」
『ヒョン、結果的には俺は彼らを騙してる。
それならこれからも騙し続けるのが、今の俺に出来る償いだよ』
…こういう時、なんて言ってやればいいんだ、
騙してる訳じゃないのに…
『…それに、仕事をしてる方が何も考えなくていい…』
Aは大丈夫なのか?
俺は心配するだけしか出来ないのか?
もっとAの力になりたいのに…
不甲斐ないヒョンでごめん…
『チャニヒョン…、家着くまで寝てていい?』
BC「ああ、寝てていいよ」
『運転してもらってるのにごめんね…』
BC「あぁ、気にすんな」
こんな時にそんな事気にしなくていいから…
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作者名:まこと | 作成日時:2023年3月19日 9時