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9話〜ふみろくside〜 ページ10

ふみろくside

俺「おはようございます。慎二さん、美奈子さん。」

佐々木慎二さんと美奈子さん。Aの叔父と叔母で両親を交通事故で失ったAをとても可愛がっている、Aの親代わりみたいな人達だ。

慎二さんは此方を向かずに

慎二「あぁ、おはよう」

と静かに言った。美奈子さんは挨拶無しで俺を睨み、怒鳴った。

美奈子「ふみのりさん、私は貴方ならAを幸せにしてくれると思ったから任せたんですよ!?なのに何故Aは事故に遭わないといけないんですか!?」

俺は黙ってそれを聞いていた。その通りだからだ。あの時、俺がもっと早く待ち合わせ場所に着いてたら?待ち合わせ場所を彼処にしなかったら?

きっとAは事故に遭うことはなかったんだ。

だから俺は静かに

俺「すみませんでした。」

そう謝った。

慎二「美奈子、黙りなさい。別にふみのりさんが悪い訳ではないでしょう?」

美奈子「で、でも…」

慎二「Aにも落ち度はあった筈だ。全てふみのりさんの所為にするものではないだろう。」

美奈子「そう、ですね。」

美奈子さんは、小さく

美奈子「ごめんなさいね」

と言った。謝らなくて良いのにな。

すると今まで黙っていたAが口を開いた。

A「叔父さん、叔母さん、お母さんとお父さんは?」

慎二/美奈子「「!!」」

そうか……
記憶は高校一年生のところで止まっているからか……

俺「A、あの((美奈子「今、お仕事でAを私達に預けて二人で海外へ行っているの。」…え?」

どうして嘘をつくんだ?

慎二「ふみのりさん、少し良いかい?」

俺「はい」

俺は慎二さんと一緒に廊下に出た。

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設定タグ:アナタシア , ふみろく , 踊り手   
作品ジャンル:恋愛
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ムユ - なうー (2018年11月8日 6時) (レス) id: 0352392d10 (このIDを非表示/違反報告)
はじぃー(プロフ) - なう(2018/10/18 18:53:41) (2018年10月18日 18時) (レス) id: 9079db48da (このIDを非表示/違反報告)
マキ* - アル♪さん» なう。www (2018年10月6日 13時) (レス) id: aa8519a782 (このIDを非表示/違反報告)
マキ* - アル♪さん» なう。www (2018年10月6日 13時) (レス) id: aa8519a782 (このIDを非表示/違反報告)
アル♪(プロフ) - なう。 (2018年10月5日 16時) (レス) id: 4c9303def2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マキ* | 作成日時:2018年9月20日 19時

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