問題ないよね？ ページ39
あなたside
マカに手を引かれながら、私はホッと安堵した。
華奢なのに力強い背中に、少し驚きながら………
リア『マ、マカ。ありがとう』
マカ「どうってことないよ！それより、ホントに何もされてない？」
結構な速さで歩いていたマカが急に後ろを振り向き、私の肩を掴んだ。
私はその速さについて行くために必死だったので、急に止まったマカに勢いよくぶつかってしまった。
リア・マカ『「うぉっ、/うわっ！』」
私のほうが強かったのか、ただ勢いが良すぎただけなのか、マカはそのまま床に倒れてしまった。
うん、これは不可抗力だ。
うん、それに私、女だからそんなに問題ないよね？…………
今、私がどうなっているのかというと、床に倒れたマカの上に覆いかぶさるようにして床に手をつけている…………
生憎、彼女は背中の痛みに顔をしかめていた。
ゆ、床ドンってやつだ、これ………………
男だったら問題だけど、
女だから！私、外見男だけど、男装してるだけだしっ！！
マカ「いったぁ…………頭打った……」
そう言ってマカは、目を開ける。
私と距離が近すぎたからなのか、目を見開き口をパクパクさせた。
リア『ごめん、今すぐ退くから！』
彼女は頬を赤く染めながら、
うん、と呟いた。
さすがに、床ドンをされたら誰でも恥ずかしくなるよね……………
マカの上から退こうとしたとき、
誰かの足が見えた。
見覚えのある靴だった………………
ソウル「何してるんだ、こんなところで」
リア『っ、！………』
相当お怒りのご様子だ。
とにかく誤解だと伝えなきゃ、私の命に関わる！
と、私が弁解する前に、マカがおもむろに口を開いた。
マカ「な、んでもないよ！ただ私がコケて、リアを引っ張っちゃって、私の上に倒れ込んだだけ」
ソウル「そうだよな、リアがそんな事するはずないもんな」
あれ、そんなに怒ってなかったのかな？
さっきものすごく睨まれた気がするんだけど……
とにかく助かった…………
ソウル「ほら、」
ソウルが私に向けて手を伸ばしてきた。
その手を握ると勢いよく引っ張られた。
うわっ！！
危うく床に顔面強打するところだった。
やっぱり怒ってる！＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真冬雪(プロフ) - シンクモ★さん» コメントありがとうございます！楽しみにしている、と言っていただけて嬉しいです。なかなか更新できず、申し訳ないです(-.-;)更新がんばりますので、これからも応援よろしくお願いいたします！ (2015年3月14日 10時) (
レス) id: 861e9c956f (このIDを非表示/違反報告)
シンクモ★(プロフ) - すごく続きがきになります！更新たのしみにしてます！頑張ってください！！まってます！(・∀・) (2015年3月14日 1時) (レス) id: bbc740d6a7 (このIDを非表示/違反報告)
Kureha (*´∀｀)(プロフ) - 真冬雪さん» ありがとう♪(*´ω｀*)頑張る！ (2014年10月12日 21時) (レス) id: d6e8e354d3 (このIDを非表示/違反報告)
真冬雪(プロフ) - ひーさん» がんばって(>_<)応援してるよ!! (2014年10月12日 17時) (レス) id: a135c5cf4e (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 真冬雪さん» じゃあ、陸上記録会で梨々阿のために頑張る！ (2014年10月12日 14時) (レス) id: d6e8e354d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真冬雪 | 作成日時：2014年3月18日 19時
