Once in a lifetime chance2 (ページ9)

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DESUNG ページ9

僕は今日は休み。

たっぴょんも夕方からの打ち合わせだけって、たっぴょんのマネヒョンが言ってた。

本来は出不精なんだけど、この前スタイリストのヌナから美味しいケーキ屋さんを教えてもらったんだ。

明日からまたしばらくこっちには帰ってこられないからたっぴょんに教えてあげたくて電話した。

テソン「もしもし？たっぴょん今大丈夫ですか？」

タプ「テソンか。どした？」

テソン「この前ジウンヌナに美味しいケーキ屋さん聞いたんです。それで、明日からまたしばらく帰ってこられないから今日買っていこうかなーって。たっぴょん今日夕方の打ち合わせだけなんですよね？マネヒョンに聞きました。」

タプ「今日！？今日はー…」

テソン「あれ？何か用事あるんですか？でかけます？」

タプ「ん？いや…家にはいるんだけどな…」

テソン「じゃあ持って行きますよ！美味しそうなのいくつか見繕いますねー！」

タプ「いやっ！今日はちょっとな。…美術館！行こうと思ってるから。うん。ごめんな。」

テソン「…たっぴょん。お客さんが来るならその人の分も買いますよ？」

タプ「客！？いや、だ、誰も来ないぞ！美術館行くんだからな！」

テソン「ふーん…？じゃあ今日は諦めますけど、明日ちゃんと聞かせてくださいね？美術館のっ、感想。笑」

タプ「ん？あ、あぁ。じゃあ明日な。」

そう言って電話を切ったけど…。

怪しい。怪しすぎる。

あのたっぴょんがケーキを拒むなんて。

僕の誘いを断るなんて。

どんな人なんだろうなー。

出来れば業界の人じゃなくて、よく笑う人だといいな。

ヒョンが今まで諦めてきたものを、すくい上げてくれるような。