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やっと会える。
あの日気持ちに気づいてからの毎日が長くて仕方なかった。
彼女に連絡する暇も無くて、ハードな
中国でのファンミーティングをこなした。
やっぱり言葉の壁は大きい。
発音はさておき、スンリは4ヶ国語も話せるなんて、普段からかってるけど1番頭が良いかもしれないな。
ようやく帰国して、体は疲れてるはずなんだけど、どうしても彼女に会いたくて、飛行機の中で考えた言い訳が前に決意した彼女への依頼。
一度帰って、先に荷ほどき。
あの出会い以来妙にしっかりポケットを探るようになった。
当然何もないんだけど。
やっぱり不思議な出会いだったなー。
19:15
マネヒョンに頼んで彼女の家に向かってもらう。
電話して到着を知らせ、予定より早く着いた車を路肩に停めてもらうと、部屋から出てくる彼女が見えた。
ふっと自分の口元が緩むのを感じたけど、彼女が踵を返すのを見て今度は眉間にしわを寄せた。
だけどまたすぐ出てきたから、あぁ忘れ物かって安心。
A「もういらしてたんですね。お待たせしました。」
ちょっと小走りで車に駆け寄ってきた彼女に窓を開けて手招きすると、窓越しに丁寧に会釈。
タプ「乗ってください。」
扉を開けて手を差し出す。
A「ありがとうございます。お邪魔します。」
素直に俺の手を取るところさえ可愛い。
隣に乗ったのを確認してドアを閉めてあげる。
その時にまた顔の距離が近づいて緊張したことは秘密。
今日誘った時点で決めてた。
もうもどかしいのは嫌なんだ。
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作者名：めい
| 作成日時：2016年6月24日 3時
