Once in a lifetime chance2 (ページ33)

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YOU ページ33

バイトをあがったらミリさんが迫ってきて、

ミリ「ねえ！ジヨンと仲良くなったの！？何で一緒にお茶するの！？」

確かに何て図々しいお願い。

世界のジードラゴンに相談するなんて。

こんなの番組の企画でやったって奇跡のような抽選に当たらないと受けてもらえないはず。

それなのにジードラゴンはテンション高めの恋話をする女子みたいに、キラキラの笑顔で身を乗り出してきた。

可愛いなおい。

奇跡の相談室に入ったあたしが、家まで行ったことを話すと、目が点になってる。

あたしなんかにジヨンって呼ばせてくれるし、この人がモテるのわかる気がする。

A「ランチと、晩御飯までご一緒させてもらったんですけど…色々動揺することがありまして…」

思い出すだけでも顔から火を噴きそう。

ジヨン「…何？」

慎重に問いかけるジードラゴン、もといジヨンさんはサスペンスでも見てるみたい。

眉間にしわを寄せて不安そう。

家で待つように言われたこと。

勘違いと分かってても近い距離感。

それから…ほっぺの…

ジヨン「スススストップ！！」

A「へ？」

ジヨン「ねえ、それ本当にたっぴょんとの話？」

A「そうですけど…」

ジヨン「あり得ない…超ドキドキじゃん！」

両手で満点笑顔の口元を隠してキャッキャ言ってる。

可愛い。本当に女子。あたしより女子。
それだけは間違いないっぽい。

ジヨン「そーかー。たっぴょんがねー。ふんふん。」

自分だけ納得してる様子のジヨンさん。

A「やっぱりからかわれてるんでしょうか…？」

ジヨン「は！？何それ本気で思ってんの！？」

だとしたら鈍すぎ！って怒ってるのか笑ってるのかよくわからない表情でタバコに手をかけた。