Once in a lifetime chance2 (ページ31)

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YOU ページ31

電話を切った瞬間にジードラゴン！！！

本気でびっくりしたし、最初電話を聞いてた記者の人かと本当に思った。

でもよくよく考えたらあたし名前言ってない。

そして振り返ってもう一度びっくりしたけど、もはや馴染みの店ってゆーテンションで話しかけてくるジードラゴン。

確かに数週間前に挨拶したけど…。

驚きすぎてTOPさんの事が頭から抜け落ちそうになった時、

「たっぴょんと連絡取ってるの？」

それをすくい上げるような質問。

言っていいものなのか、何で知ってるのか、取ってるって程じゃないとか諸々考えてたらどもってしまった。

多分それを察したらしく、仕掛け人というカミングアウトによりあたしの安心を得ようとものすごく可愛い笑顔を向けてきた。

よく聞けばあの日お店を指定したのも、あたしがいるからだったとか。

何その最強の口説き文句。

って思ってたら決定打。

ジヨン「たっぴょんが好きそうかなーってね。」

はい？？

多分あたしの顔がそう言ってたんだろう。

だーかーらーって語尾を伸ばして詳細。

ジヨン「つまり俺がキューピッドって事！」

そんなこと言われて、はいそうですかって納得できるわけない。

何であたし？どこが好きそう？キューピッド？？って当初の根本的な質問からどんどんかけ離れて、浮かれスイッチが入るあたし。

ジヨン「だからさ、うまくいってんの？」

A「うまくいってるかどうかは…それにっ！そんな関係じゃないですし！」

ジヨン「じゃどんな関係？」

ジードラゴンがテレビで見るみたいなニヤニヤで聞いてくる。

勇気を出して一言。

A「あの…じゃあこの際相談してもいいですか？」

満面の笑みで待ってましたと言わんばかりに身を乗り出したジードラゴン。

ジヨン「あったりまえじゃーん！何々？聞かして？」

A「あ、でも打ち合わせなんですよね？何時頃終わりますか？あたしあと1時間で上がりなんです。」

んじゃーそん時にってちょっと不服そうにするジードラゴンに、後にコーヒーを運んだのが今日最後の仕事。