TOP ページ3
素直に嘘だと謝る彼女が愛しい。
俺に電話することを、5日も躊躇する程緊張してた彼女が愛しい。
俺の気持ちはもうほとんど確定なんだろうけど、
だけど確信が欲しいから。
ほんとは5日前から決めてたお礼。
これで試させて。
タプ「すいません。笑ったりして。白状するの早すぎ。笑」
本当は違う理由で笑ったんだけど、正直に言ったらまた無言電話に切り替わるだろうから。
A「なんか、すいません…」
あー苦笑いしてるんだろうなーってわかる声色で謎の謝罪。
からかい甲斐のあるところも飽きない。
タプ「ちょっと待ってくださいね。」
そう言って一旦携帯のマイク部分を塞いだ。
タプ「ヒョン、明日のスケジュールわかる？」
「明日？明日は夜からちょい打ち合わせがあるだけだな。出国前日だからほとんど仕事は入れてないぞ。それ一本。」
タプ「ありがとう。」
タプ「もしもし？すいません。」
A「いえ、今お電話して大丈夫でした？都合が悪ければ…」
タプ「大丈夫ですよ。それよりAさん、明日の昼間は空いてますか？」
A「あ、明日ですか？」
タプ「都合が悪いですか？」
A「えっと…午前中はバイトがあるので、お昼ちょっとすぎからなら…」
よし。決まり。
タプ「お礼。決めました。」
A「あたしも一応考えたんですけど…どうしたらいいですか？」
タプ「え？Aさんも考えてくれたんですか？」
A「はい…あ、でも大丈夫です。」
何それ。嬉しすぎる。
タプ「じゃあせーので言いましょう。」
A「ぷっ…はい。笑」
タプ『ナンデ笑イマスカ？』
A「…いえ、いきましょう。」
明らかに吹き出したのも、俺のオハコの日本語ネタをスルーされたのも気になるけど。
こういう他愛もないやり取りが楽しい。
タプ「せーのっ。」
「「手料理！」を作る。」
え？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めい
| 作成日時：2016年6月24日 3時
