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マネヒョンは俺の家のオートロックを入れるからか、
13時を少し過ぎたところでいきなり玄関のインターホンが鳴った。
やばい！来た！！！
部屋、大丈夫だよな！？
俺、大丈夫だよな！！？？
誰もいない空間にキョロキョロしたあと自分を見下ろして確認。
家でスーツを着るのも変だなって思ったから、ただの白いシャツに見えるか見えないかって位の同系色の細かいチェックが入った紺色のパンツ。
よし。
意を決して玄関に向かう。
冷静に紳士だぞ。自分。
ガチャ
タプ「はい。」
そこに立ってたのは、待ちわびた人。
紺色のボートネックのループスリーブになったシャツに、ロールアップした白のダメージスキニーにヒールを合わせた彼女。
クスッと笑って
「いきなり開いた。笑」
照れくさそうに微笑みながら立つその人を見た瞬間、確信した。
好きだ。
タプ「あ。インターホン出るの忘れてた。」
重たそうな食材を受け取って、空いてる方の手でスリッパを出す。
未だに俺の凡ミスがおかしいのか、遠慮がちにクスクス笑いながらお邪魔しますって丁寧に靴を揃えて上がってきた。
俺のプライベート空間に。
出会って間もない彼女が。
全然嫌じゃない。
むしろ絵画のように馴染んでる。
油絵のグラデーションみたいに。
当然の色合い。
廊下を抜けてダイニングに案内した。
ガラスのテーブルに食材をどさっと置いて、彼女を振り向くと
A「またかぶっちゃいましたね。」
よく見たら色合いが同じだ。
紺色のと白のコーディネート。
ほんとだ。かぶってる。
タプ「運命を信じますか？」
この質問2回目。
だけどまたも驚いた彼女に、ふざけて
「半分本気です。笑」
冗談です。とは反対の言葉で駆け引き。
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作者名：めい
| 作成日時：2016年6月24日 3時
