YOU ページ9
この国に来て1ヶ月が経った。
学校にも寮にも、環境にもなれたし、ホームシックにもならずに楽しく過ごせた。
勉強も兼ねて映画やドラマも見てるから、いざ芸能人に会っても大丈夫！と意味のない自信もつけた。
サラの紹介で、学校の近くのカフェでアルバイトも始めた。
たまにラフな格好の人が大量にテイクアウトするのを見て、もしかしてドラマの撮影？なんて心が踊ることもあった。
前からアカウントを持ってたインスタも、学校の友達とたくさん写真を撮るようになって活用してる。
毎日は開かないけど、芸能人も何人かフォローしてるから見ることもあった。
誰が好きっていうのはなくて、女優さんはみんな綺麗だし、俳優さんはみんな背が高くて紳士なイメージ。
こういう人たちの通訳をいつかやりたい。
今日もバイト中にたくさんのコーヒーを買っていく男性を見ながら、そんなことを思ってた。
そこに来たお客さん。
A「いらっしゃいませー…」
そこに立ってたのは全身真っ黒な格好で、マスクをして帽子を目深にかぶった…男性？
だって余りにも華奢でスラッとしてるから。
隠れてよく見えないけど、バランス的に顔も小さいし見えてる部分は色白でスベスベ。
余りにも異彩を放つから案内が遅れてしまった。
A「あ、すいません。こちらのお席へどうぞ。」
「アメリカーノひとつ。」
それだけ言って携帯をいじりだしたその人に、軽く会釈をしてキッチンカウンターに入った。
「あれ、もしかしてジヨンじゃない？」
こっそり耳打ちしてきたのは先輩のミリさん。
A「じよんて誰ですか？」
ミリ「G-DRAGONよ！」
A「え！うそ⁉ジーっ！！！？」
そこまで言いかけてミリさんに口を塞がれた。
ミリ「しーっ！バレたら騒ぎになって帰っちゃう！！」
な、なるほど…ここは芸能人だからって騒がずに何度も来てもらえるお店になった方がいいもんね。
でもなんでじよんなのって質問はできなさそうな雰囲気のまま緊張しながらアメリカーノを運ぶ…。
A「お待たせいたしました。アメリカーノです…」
ジヨン「ちょっと」
そそくさと帰ろうとしたあたしに声を掛けてきたのはじーどら…もとい、ジヨン！！！
A「は、はい！」
ジヨン「ペン持ってる？借りていい？」
A「あ、はい！どうぞ！」
あああああたしのペペペンをっ！！
じ、じーどらごんが！！！！
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めい(プロフ) - みかずきめいさん» みかずきめいさん、こんばんは。他の作者様からそんな風に言われるととっても励みになります！これからもお互い頑張りましょう。私もぜひ遊びに行かせてください！ (2016年9月7日 5時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みかずきめい(プロフ) - 面白いですね！私もこういう作品が書きたい！応援しています！頑張って下さい！ (2016年9月6日 18時) (レス) id: 8d7098e9ad (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» 温かいコメントありがとうございます！初めてなのでまだまだな出来かもしれませんが、こうして楽しみにしてくださる方のためにも、面白くなっていくよう頑張ります！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - この先どうなっていくのか…ドキドキですね！続き楽しみにしてます(^^)とっても読みやすいです！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年6月15日 0時
