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必死で喋った。
どっちかって言ったら人見知りだし、ましてや2人きりだし。
でも退屈だと思われたくなくて、フォークを置いては質問した。
これじゃ事情聴取みたいだな
って心の中で自分にツッコんだけど、訳も分からず連れてこられた彼女を少しでも楽しませたくて。
それから…
もっと彼女を、知りたくて。
デザートが運ばれてくる位のタイミングで、それまで静かに出入りしていたスタッフとは違い、部屋をノックする音が響いた。
「失礼します。」
タプ「どうも。今日の料理も最高でした。」
オーナーナイス！！！
ビシッと決めたスーツの中は本当はビショビショに汗をかいてる。
でも最初の暗示通り、至って冷静に。紳士に。
「チェスンヒョン様、いつもありがとうございます。」
タプ「こちらこそ急に連絡したのに対応してくださってありがとうございました。」
「恐縮です。チェスンヒョン様がご家族以外で女性をお連れになるのは初めての事でしたので、お連れ様のために、特に腕によりをかけさせていただきました。」
小さく頭を下げたオーナーは俺を見てニヤリ。
よくも言ってくれたな。
タプ「さっき男ばかりだと言ったでしょう。嘘じゃありませんよ。笑」
A「疑ってませんよ。笑」
そう言ってクスリと笑った彼女にまた、釘付けになる。
「それでは、最後までごゆっくりお楽しみください。」
そう言ってオーナーはまた静かに出て行った。
タプ「ここは初めての給料で家族にご馳走した場所なんです。その頃からオーナーとは知り合いで、よくしてもらってます。」
A「親しさが伝わってきました。お料理も美味しいし、雰囲気もとっても素敵なお店ですね。」
話を聞くとき、答えるとき、必ず食器を置いて静かに頷く彼女に感心してる事は内緒。
多分意識してるものではなくて、きっといいご両親に育ったんだなと感じる。
だけど所作が綺麗なだけじゃない。
話の途中で、多分何を言おうとしたか忘れてしまってる顔、そのせいで斜め上を見たり、たまに身振り手振りがつくところは可愛い。
綺麗だけど、可愛いけど、完璧じゃない。
だから余計に知りたくなる。
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めい(プロフ) - みかずきめいさん» みかずきめいさん、こんばんは。他の作者様からそんな風に言われるととっても励みになります！これからもお互い頑張りましょう。私もぜひ遊びに行かせてください！ (2016年9月7日 5時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みかずきめい(プロフ) - 面白いですね！私もこういう作品が書きたい！応援しています！頑張って下さい！ (2016年9月6日 18時) (レス) id: 8d7098e9ad (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» 温かいコメントありがとうございます！初めてなのでまだまだな出来かもしれませんが、こうして楽しみにしてくださる方のためにも、面白くなっていくよう頑張ります！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - この先どうなっていくのか…ドキドキですね！続き楽しみにしてます(^^)とっても読みやすいです！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年6月15日 0時
