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目を開けたらそこは事務所のすぐそばだった。
何でわざわざ仕事場の近くにってキョロキョロしたけど、すぐわかった。
ザ・パーティーって感じの装飾がガラス張りの窓から見えてる。
あのカフェ、ディナーもやってるんだ。
いくら貸切と言っても店の前の通りまでは貸し切れないから、念には念を入れてサングラスをして車を降りた。
既にスンリの笑い声が聞こえてきてる。
お待ちしておりました。と扉を開けてくれる店員に、気づくかわからない程度の会釈をして店内へ。
するとスンリがすかさず寄ってきて、
「今日は日本からのお客さんも呼びましたよ！」
そう言いながら顎を上げて自慢気にニンマリしてる。
タプ「日本から？」
テソン「誰？」
ジヨン「呼んだのは俺だろ！」
ジヨンにヘッドロックされながらぐえーってわざとらしく苦しむスンリが手招きして近づいてきた人に全員目を見開いた。
全員『ナダサン！！』
ナダさんはMADEツアーで日本人スタッフ全員をまとめるチーフだった人。
通訳を通してだったけど、俺たちの要望とか意見を聞いてくれて、大成功に納めてくれた人だ。
コミュニケーションを取る機会が多かったから、俺たちもナダさんに懐いてたし、よく可愛がってもらった。
そこにちょうど、銀のトレンチに人数分のシャンパンを乗せたスタッフが近づいてきて軽く会釈した。
ジヨン「みんなグラス持ったよね？それじゃー日本でのファンミーティングの無事終了と、たっぴょんのクランクアップお疲れ様ー！」
特に仲のいいスタッフやダンサーも来てるから、結局わいわいやることになるんだけど、この空間に帰ってきてやっとホッとしてる俺がいる。
グラス同士がぶつかる小気味いい音と一緒に、打ち上げが始まった。
スンリ「俺料理取ってきますよ！」
そう言って気遣い屋のマンネがそそくさとテーブルに向かって行った時、店の店長が1人の女性スタッフを連れてきた。
「日本からのお客様との通訳を担当させて頂くスタッフです。」
その紹介と共に、よろしくお願いしますと小さな声で挨拶した女性を見て、また声になったかならなかったか位小さくあっ。と呟いた。
女性の口角だけが僅かに上がるのを見て、
俺の世界が止まった。
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めい(プロフ) - みかずきめいさん» みかずきめいさん、こんばんは。他の作者様からそんな風に言われるととっても励みになります！これからもお互い頑張りましょう。私もぜひ遊びに行かせてください！ (2016年9月7日 5時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みかずきめい(プロフ) - 面白いですね！私もこういう作品が書きたい！応援しています！頑張って下さい！ (2016年9月6日 18時) (レス) id: 8d7098e9ad (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» 温かいコメントありがとうございます！初めてなのでまだまだな出来かもしれませんが、こうして楽しみにしてくださる方のためにも、面白くなっていくよう頑張ります！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - この先どうなっていくのか…ドキドキですね！続き楽しみにしてます(^^)とっても読みやすいです！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年6月15日 0時
