Once in a lifetime chance

GD ページ19

ヨンベから、たっぴょんを迎えに行ってから来るって連絡があった。

酔っ払うと大事な十字架や王冠のコレクションを人にあげちゃったりする癖があるから、

「身内だけだしな」

そう呟いて衣装室にしまいこんだ。

ラフな格好でタバコを吸いながら待ってると

チリンチリンとヨンベが来た事を知らせる携帯の音。

じよん今行く







一言だけ簡単に打ってすぐにサングラスをして玄関を施錠した。


ヨンベ「来た来た。スンリもう店だって。はしゃいでるな。笑」

ジヨン「何であいつが押さえた店じゃないのに幹事気取りなんだ？」

迷わず助手席に乗り込んで、後ろを覗き込むと、
会えたことが嬉しいのか、単純に疲れてるのか、テソンにもたれ掛かって目を閉じてるたっぴょん。


ジヨン「ヒョン！お疲れ様！どーだった？ドイツ。」

タプ「いい街だったよー。」

ジヨン「そんだけ？土産話聞かせてよ！笑」

タプ「世界で1番つまらないのは、他人の思い出話だぞ。笑」


わからない。笑
長い付き合いだけど、この独特の感性。

テソン「何度も話すのは疲れちゃうから、後でみんなでいるときに聞かせてくださいね。」

やっぱり会いたかったんだ。疲れてるんじゃないっぽいぞ。

見ろあの顔。笑
ニヤニヤしながら「聞きたい？テソン聞きたい？」ってしつこく迫ってる。


ヨンベは終始ニコニコしながら黙って運転してくれてる。


スンリは先に行って何してんだ？

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