【立向居勇気】あなたを愛したい【宇都宮虎丸】 (ページ4)

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3話お手伝いページ4

立「ありがとう。
じゃあ、地球儀と俺のペン
ケースを持ってくれるかな？」

貴「あ、は～い。」

言われた通り、地球儀とペンケ
ースを持つ。

立「じゃあ、行こうか」

貴「はい。」

～廊下～

先を歩く、先生についていく私。

それにしても・・・

【俺は、Aちゃんがいい
んだけどな】

あの言葉が頭から離れない。

どうして、私がよかったの
かな・・・？

・・・あ、まさか私のことが好き
とか！？

よっしゃ！モテ期到来！

とうとう、私にもバラ色の人生
が！

・・・って、そんなわけない
よなぁ

自意識過剰すぎでしょ、私。

第一、立向居先生には彼女が
いたはずだ。

確か、同じクラスの・・加藤
ももなだったけ？

先生と生徒の恋愛とか、普通
ダメだよねぇ～・・

まぁ、私も人のこと言えない
けど。

貴「ん・・？」

ふと、先生のペンケースに
ついているストラップに目が
止まる。

小さな、サッカーボールの
ストラップ。

これ、どっかで見た気がする
んだよなぁ・・・

貴「先生、このストラップ、
どこで買ったんですか？」

私が言うと・・

立「あぁ、これ・・・」

一瞬顔が曇った立向居先生。

でも、すぐに笑顔になって・・

立「彼女から貰ったんだ。」

立「・・・もう、別れたけどね」

え・・・？

その言葉に、私は咄嗟に足を
止めてしまった。