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14話 ページ14
烏間「A……？寝てるのか？」
授業が終わり、Aの家に行くと電気がついていなかった
しん…、と静まり返っていて、人の気配を感じない
烏間「A、いるのか？」
各部屋を見て回るが、Aはいない
……そういえば、パソコンもない
まさか……
…いや、どこかへ出かけているだけかもしれないし、今はまだなんとも言えない
でも、もしもAがまた手を染めるようなことをしていたら……？
俺はどうすれば良いんだ…？
俺にはAを止める権利などない
そもそも、Aに会ったこと自体が偶然だったからな
上からの命令で病院にいたAに会って、俺が椚ヶ丘の教師をすることになったから、Aと連絡を取って…
全て、偶然だったのかもしれない
だが、その偶然で出会えて、ここまで一緒にやってきて
俺は……
俺にはAを守る義務があるはずだ
Aはまだ未成年だし、俺が守らないといけないんだ
俺が正しい道へ導いてやりたいんだ
……Aに電話をかけて、居場所を聞き出すか
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作者名：早月迅哉 | 作成日時：2016年11月27日 19時
