烏間先生に気に入られているようです2 (ページ1)

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1話ページ1

烏間「………まだか？」

腕時計を見ると、学校が始まる時間はもう5分もない

……いつものことだが

A「ごめんごめん。これでも結構急いだ方だからな」

烏間「……もう少し早く起きれないのか？」

呆れ気味にため息をついた

車に乗り、違反ギリギリまでスピードを出して椚ヶ丘中学校へと向かう

A「げ……。まだちょっと前髪がはねて……」

烏間「いくら身だしなみを整えたところで、赤羽君にめちゃくちゃにされてしまうだろう」

A「それはそうだけど…。ん、でも何で知ってんの？カルマが髪の毛つついてくる、って」

烏間「……たまたま見ていただけだ」

A「ふーん」

最近、Aが俺と一緒に昼食を食べてくれなくなった

クラスメイトと楽しそうに外で食べているのは嬉しい

……嬉しいんだが……

烏間「今日は赤羽君達と昼食食べるのか？」

A「そうだなー…、というか、私から誘ってるわけでもカルマから誘ってきてるわけでもないんだよね。外で食べてたら、カルマがいつの間にか隣にいたり…」

烏間「なら、たまには俺と食べないか？」

A「別に良いよ。じゃ、また前のところで食べるか。2人で食べてたとこ。覚えてるよね？」

烏間「もちろんだ。忘れるわけないだろ」

内心笑みを浮かべながら、俺はハンドルを強く握った