小さくなった可愛い騎士さま。

2話　約束　ばぁうくん ページ2

13時

今は、お昼の自由時間。

私は、お庭にいるみんなのもとに行くことにした。

すると、影の方で1人お花を見ている男の子が。

『ばぁうくん〜何してるの？』

「あ！A先生！びっくりしたぁ」

彼はばぁうくん。保育園の女の子たちに人気の男の子。

　『何してたの？』

「あのね、A先生にね、言いたいことがあるの」

と言いながら、ばぁうくんは後ろに隠していたおててを前に出す。

　 ばぁうくんのおててには、四葉のクローバーが。

　 「あのね先生、大きくなったら僕のお嫁さんになって！」

『お、お嫁さん！』

「ダメかな？」

『うぐっ』

ばぁうくんの可愛さに涙を流しそうになる。

　 『ん〜？ばぁうくんが先生で良いなら』

「本当？」

『うん。でも、ほかの女の子じゃなくてもいいの？』

「うん！先生がいい！」

「約束」

　と言って小さな小指を出すばぁうくん。

　「ゆびきりげんまん、嘘ついたら、もう一緒に遊んであげない！ゆびきった！」

と言って可愛い笑顔をみせるばぁうくん。

　「えへへ。大人になるのが楽しみだなぁ」

可愛い彼と結婚の約束をした、1月14日


四葉のクローバーの花言葉
・私のものになってください、私を想ってください。

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