Charade Maniacs (ページ11)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:2,567 hit

9話ページ11

Aside

キ「いいけどさ、隠されると気にならね？」

陀宰「じゃあ気になったままでいてくれ。」

なぜか名前を言いたがらない陀宰さん。

(女の子っぽい名前なのかな？)

キ「うわ。気になるなぁ。」

ソ「気になるぅ～」

メ「…………………陀宰メイ。下の名前で呼ぶなよ。」

ソ「メイちゃんかぁ☆」

メ「呼ぶなっていってるだろ！！」

二人に根負けして渋々といった感じではあったが名乗ってくれた陀宰さんは、いい人だと思う。

ミ「あははは。名前を気にするとは、若いねぇ。
　僕は射落ミズキ。普通の社会人だよ。」

(普通……………？)

リ「………普通、か……………」

ミ「その反応は失礼じゃない？」

リ「悪い。でもなんというか……………」

？「射落さんは男の人？女の人？」

リ「聞きにくいことをズバッと聞くなぁ。まぁ俺
　も人のことは言えないが。」

？「よく分からなかったから。」

ミ「さて、どっちでしょう。僕としてはどっちで
　もいいかな～」

それでいいのか社会人…………

タ「そっか…………確かに、どっちでもいいね。ボク
　は廃寺タクミ。学校は、鳥兎第一だけど………」

しかも質問した廃寺さんもどっちでもいいんかい………

キ「鳥兎第一？聞いたことないな。」

タ「うん。だと思った。僕も皆の学校のこと知ら
　ないしね。だから次の人どーぞ。」

マ「僕は、茅ヶ崎マモルです。月桂大学に通って
　います。月桂高はうちの付属ですね。」

ソ「おー。センパイだー」

同じ学校の人達や関係者が多いので、つい学校の話になる。

話題が盛り上がりかけたところで、萬城さんが冷静に釘を刺した。

ト「雑談はともかく、二人名乗ってない奴がいる
　が？」

(僕と眼鏡さんのこと、だよね…………？)

『えと、霧島Aです。冥王大学付属高等学校
の一年で一応、生徒会長やってます。自己紹介が遅れてすみませんでした。』ﾍﾟｺﾘ

ソ「え？一年で会長なの？」

やっぱそうなるよねー。

『僕の学校は成績と全校生徒の推薦で生徒会メンバーを決めるので、一年生でもメンバーに入ることがあるんですよー。』

知った時は何の嫌がらせかと思ったけど。