□翔 ページ24
―次の日―
…眠い。
全然、眠れなかった。
あのことが気になりすぎて。
ずっと考えてたけど、やっぱり答えなんてみつかんなくて。
それは、やっぱり本人しかわからないことだから。
それか―――…
あいつに裏切られたっていう、確信を持ってしまっているから。
雅紀「…ちゃんっ、翔ちゃんっっ!!」
翔「うぇ!?」
和也「ふふっ(笑)変な声(笑)」
雅紀「ボ−っとしすぎ!!ずっと呼んでんのにっ」
翔「あ、ごめんごめん、ちょっと考え事してた」
智「そんな考え込むこと?」
そうだよ。
あんなとこ見たんだもん、考え込むよ。
――― あなたたちに言った方がいいのか、って悩みもあるし。
けど、まだ言わないでおくよ。
……まだ、俺らの絆を噛みしめていたいから。
翔「…いや、そんなことでもないんだけど」
和也「ないんかい」
にのが、ガクッとなったところに。
……彼女が、やってきた。
「おはよっ」
笑顔。
いつもの、笑顔を持って。
自分の家から、出てきた。
智「Aおはよ−っ」
和也「おはよ、」
雅紀「おっはよ〜♪」
A「テンション高いねぇ、ま−くん(笑)」
智「いつものことだよ(笑)」
A「ふふっ(笑)そうだね(笑)」
そのとき、Aがボソッと呟いたのを、俺は聞き逃さなかった。
―――「すべてが、いつもどおりだといいのに…｣
翔「え…?」
雅紀「ん?どしたの?」
翔「え、いや…」
何が?
今、Aの中で、何がいつもどおりじゃないの?
やっぱり……
"あいつ"
のこと?
そ−いや、あいついないな…
翔「なぁ、あ……潤くん、は?」
和也「ほんとだ、まだだね」
A「さっきね、メ−ルきたの。"さき行ってて"って」
智「そうなの?寝坊かな、めっずらし−っ」
雅紀「まぁそういうこともあるよ」
和也「あなたが早起きするときみたいにね」
雅紀「…ちょ、待て。それ、珍しいって意味?」
和也「さぁ?(笑)」
雅紀「おい!!にの−っ!!」
そんなやり取りさえも、目に、頭に。入って来ない。
俺の、目と頭に焼き付いているのは。
――― やっぱり、昨日の光景。
……ダメだ。
悩みすぎて、頭パンクする。
一回、整理させよう。
翔「……あぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
そのために俺は、思いっきり叫んだ(笑)
A「え、えっ、なにっ!?!?」
3人「どうしたっ!?!?」
翔「なんでも?(笑)」
よし、今日、あいつの様子見てから考えよう。
でも、あいつが来んのは結構早かった…
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー嵐
和くん
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2013年7月24日 23時
