□潤 ページ19
―放課後
智・雅紀「あ−、ほんとダルい」
和也「そりゃ俺らがジャンポンケン負けたから…」
翔「自業自得…」
この4人、ジャンケンに負けて委員会に入ってます(笑)
俺とAは勝ったからフリ−♪
…けど…
智「絶対待ってろよ!?」
潤「いつも待ってんじゃないスか…」
翔「約束だかんね!」
A「わかってるよ−(笑)」
4人を待ってなきゃいけないから、いいのか悪いのか…
そして、その言葉を残して4人は去っていった。
誰も居ない教室に、ふたりだけ。
少し目が合って、お互いに教室の隅に移動して。
壁に凭れ掛かって、腰を下ろす。
…少し触れる、肩。
A「3日、経ったね…」
潤「待たせてごめんね…?」
A「ん−ん、潤くんのせいじゃないっ。けど、次いつかなって…」
そうやって、甘い声で言うから。
抑えられなくなる。
…そっと、Aの方へカラダを向ける。
すると、Aもカラダを向けてくれて。
家まで、待てない。
すると、扉の方で人影が見えた。
…翔くん。
…抑えなきゃ。
でも、そんな理性なんてもうとっくにない。
潤「……A、翔くん居る」
A「え…いいの?潤くん…」
潤「俺はいいよ。Aがいいなら」
A「私も、いいよ。でも、潤くんだけが悪いって思われないようにしなくちゃっ」
"それはもう無理だよ"
なんて予想は、今は伝えないことにした。
潤「じゃあ、求めてよ」
A「いつも求めてるよ?」
潤「いつも以上に」
A「ん…いいよ。いつも以上に、求めてあげる」
潤「A、大人んなったね」
A「何それっ」
そぅ言って、微笑み合った俺ら。
その表情が、だんだん薄れていったとき。
俺の舌を、Aの唇に掠める。
ピクッと反応する、Aのカラダ。
A「……じゅんくんっ、」
Aの後ろ髪に触れる、俺の手。
俺の首に回される、Aの腕。
そして。
軽く、キスを落とした。
A「んっ…、」
漏れる、Aの声。
その声を耳にしたあと。
舐めとるように、Aの唇に喰らい付く。
A「んっ、……はっ///んっ…///」
少し離れたときのふたりの唇の間には、
銀色の糸。
ねじれるカラダ。唇。
食べて、食べられて。
溶けていく。
.
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翔くんの視線なんて、気にしない。
俺には、Aしか居ないから。
――――― Aしか、要らない。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー嵐
和くん
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作者名：つ む ぐ ＿＿ 。((元じーゅん
| 作成日時：2013年7月24日 23時
