▽ ページ7
莉子side
「んじゃ、リハ行ってくるなー。」
いってきまーす、と言って部屋のドアを閉めていく。
『…いってらっしゃい。』
今更言ったところでもう聞こえてないだろうけど。
それにしても
(、、、びっくりした。)
まさか濡れてるとは思わなかった。
そもそも雨が降っているとも思わなかった。
(迎えに行ったりとかした方が良かったのかな。)
でも、そんなことしたら後で何言われるか分かんないし。
何ヵ月ぶりに会ったのだろうか。
(やっぱかっこいいんだよなぁ…くやしいけど。………水も滴るいい男…ではない、断じてない。)
断じてない…けど。
「…っ、顔あっつ。」
私は会うだけでこんなに緊張するのに、あいつはいっつも余裕な顔してて。
(なんかむかつく。)
・
センラside
「いってきまーす。」
そう言って部屋を出たまでは良かった。
靴を履こうとしていたのだが、シャワーを浴びるときに時計を外してそのままだったことを思い出した。
(あぶない、あぶない。)
時計を取りに戻り、また玄関へ戻ろうとしたその時。
『…いってらっしゃい。』
(、、え？)
"いってらっしゃい"
今確かにそう聞こえた。
そしてそれは間違いなく莉子の声。
(ま、じで……？)
状況を理解した瞬間、見えない何かに心臓を思いっきりギュッて握られたみたいに苦しくなって、苦しいのに奥の方から幸せっていう気持ちが溢れてきて、もうどうしようもなくなった。
(なんか新婚さんみたいやな。)
自分でそんなことを考えておきながら、顔に熱が集まるのが分かる。
(っあぁぁ、もう！)
耐えきれなくなった俺は、急いで靴を履いて勢いよく家を飛び出した。
≪≪ リハーサルにて ≫≫
う「…なぁ、センラ。なんか良いことあった？」
セ「え？ふふふっ、分かります〜？」
う「え、顔キモ。」
セ「」
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2023年4月11日 11時) (
レス) @page42 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 優しくないですよ笑笑お体大事にしてくださいね (2019年4月21日 22時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» え、やさし…(ｷｭﾝ)(これが恋…？)(黙れ)(すみませんでした) (2019年4月20日 23時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
暁 - ずっっと待ってます！お疲れ様です。小説よりもお体を大切にしてくださいね(o・ω・o) (2019年4月20日 23時) (レス) id: b221faf80c (このIDを非表示/違反報告)
1607(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます…！今までやれ大会だ、やれテストだ、でわたわたしてて更新できてませんでしたがもうすぐ更新しますので！どうか気長にお待ちください( >д<) (2019年4月20日 19時) (レス) id: 0e1263c29f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1607 | 作成日時：2018年10月22日 8時
