振り向いてくれたっていいじゃん！！

振り向いて！1 ページ2

ハイデ｢フロイドくーーん！！｣
フロイド｢寄らないでくれない？あっ！小エビちゃーーん♡｣

がーーーん！！なんでぇ！？
たまには監督生ちゃんじゃなくて僕に振り向いてくれたっていいじゃん！！！

もう！！知らないよーーだ！！

いつもそうだ、フロイドくんは僕を嫌ってる！
なんでなのか聞いたってはぁ？とかって言われるし！！
いいもん！僕だってフロイドくんよりいいひと見つけてやる！

僕がむすくれて歩いていると角で誰かとぶつかった。
ハイデ｢ぎぇっ！！ってごめん！！｣
ジェイド｢おや、ハイデさん｣
あ、ジェイドくんだ。
ハイデ｢ジェイドくん、大丈夫？痛くない？｣
ジェイド｢ええ、僕は大丈夫ですが。ハイデさんは平気なんですか？｣
この笑顔100円だ……。
いや120円か？いやいやいやもっとだろ。
ジェイド｢あの？｣
ハイデ｢ハッ！大丈夫だよ！ジェイドくんの笑顔は1億円だから！ラギーくんに呼ばれてるから！！ばいばい！！｣

ジェイド｢えぇ、気をつけて｣


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ジェイド｢……鈍感とはまさにあの人ですねぇ。フロイドは勿体ない…｣
ふふふ
と不敵な笑みを浮かべて走っていくハイデをジェイドは見つめていた。

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