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随分時間がかかってしまったけど、どうにか大樹の根元まで歩く事が出来た
大樹の根元に着き、気が抜けたのか体に力が入らない
指先すら動かせない
この場所は昼間も不気味な上、夜になるとさらに不気味さを増すのでよっぽどのことがない限り夜に人が来るのとはない
けどここは私にとって唯一安心で着る場所だった
少し寝てから帰ろ
ゴーンというけたたましい音を立て鳴り響く０時を知らせる鐘の音を聴きながら、重たい瞼を閉じた。
続く
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作者名：あいりーん | 作成日時：2020年4月19日 2時
