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少し足早にショッピの部屋に行くと、彼は部屋の中で何やら資料を読み込みながら待っていた。
Aに気付くとちょいちょい、と手招きをし資料を見せる。
「Aは明日からこの部隊の訓練を担当するからこの資料を後で読み込んで。今から訓練について詳しく説明するわ。」
その後は今までの訓練方法やルール等、様々なものを詳細に教え込まれた。
まずAの持つ部隊の兵は皆、数多い狙撃兵の中でも選抜された我々国の軍隊の中では非常に優れた兵達であること。
そして彼らは性別関係なく選別されていること。
今までは殆ど的を撃つ訓練を積み重ねてきていること。
規則はほぼ無いが、銃の管理は徹底させているらしい。
「でもこれからはAのやりたいように訓練させてええからあんま前の訓練とか気にしないでな。規則もAの好きなようにしていい。この部隊の管理は全部Aに任せる方針になった。」
『分かった。大体は把握できたから後は資料を読み込む作業にうつるね。』
「了解。なんかあったら聞いてな。」
短い会話を交わし貰った資料を読み込む。
隊員は20名程で年齢も様々。16歳の子供から35歳の中年まで。性別は男9割女1割といった所だろうか。
その中でも1番目立っているのが、受賞歴がかなり多いアンドラという女性。
黒髪の艶やかな髪をたなびかせ瞳の色は若干薄い黒。
年齢は19歳でA同い年だが、数多くの射撃大会で優勝するなどの功績を残している。実力が1番楽しみだ。
他の隊員は似たり寄ったりという感じだったので明日からちゃんと見ていかなければならない。
「アンドラか。隊の中では1番の実力者やな。同じ兵士やった時もアンドラの才能は化け物みたいやったな〜。」
『ショッピ君とアンドラだったらどっちが強いの？』
ショッピは少し考えるような素振りを見せる。
「うーんコネシマさんが見に来た時に幹部にスカウトされたのは俺だったからなんとも言えんな。自分ではアマルダとは同じくらいかアンドラの方が上の実力やと思っとったけど。」
もしショッピより上の実力だったら彼女の実力は相当だ。
何故コネシマは彼女ではなくショッピをスカウトしたのか気になる所ではあるがそれはコネシマにしか分からない。
Aは考えた所で無駄なことであると思った。
『全部に目通せたからもう大丈夫。時間使ってくれてありがとう！』
「また明日。おやすみなさい。」
さぁ、明日はいよいよ初仕事だ。
〈第一章 終〉
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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします！ (2023年2月26日 23時) (
レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜！夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ！！良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…？ (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年1月24日 23時
