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『出掛けられることになったはいいものの、こういうときってどんな服着ればいいんだろう…。』
Aは自分の部屋のクローゼットから普段着用だと思われる服をいくつか取り出して頭を抱えていた。
幼い頃はほとんど家族と共に過ごし、あの日以降はずっと狙撃ばかりしてきたA。
彼女は男性と出掛けるという経験がなかったのだ。
(ドレスだと動きずらいし、パーカーだと失礼だよな…』
悶々としていると、扉の方でノックが鳴った。
『えっと、どちら様ですか？』
「この国でメイドをしている、クレア・テイラーと申します。ロボロ様からのお届け物を届けに参りました！」
手渡された物は白い小さな箱だった。
前に言っていた発信機だろうか。
『わざわざありがとうございます。じゃあまた……っいやちょっと待って下さい！』
「はい！？」
急いで掴んだ彼女の手には邪魔にならない程度の可愛らしいブレスレット。
金髪の美しい髪の毛は黒いリボンで綺麗に纏められていて、凄くお洒落だった。
『もし良ければ……私のお洋服選びを手伝って頂けませんか？』
彼女は驚いた顔で目をぱちくりとさせた後、表情を変え柔らかい笑顔で「お任せください！」と引き受けてくれた。
____「なるほど、これが候補のお洋服ですね。」
『はい。生憎可愛らしい服が用意されていなくって。』
黒のパーカーにジーンズ、飾り気のないスウェット
見た目より機能性重視といった服が多かった。
だが今から行くのは買い物であり訓練や戦闘ではないので機能性はあまり求めていない。
顎に手を当てて考えていたクレアがAの方へ振り返った。
「もしA様が宜しければ、私の洋服をお貸ししましょうか？身長も同じくらいですし、着るにあたっての問題は恐らく無いと思います。」
『え、いいんですか！？それならば是非お願いしたいところです。』
明るい声で「勿論です！」と返事した後、彼女は手際よくあっという間に出していた服を綺麗に片付けてくれた。
そしてクレアはものの10分程で私の部屋に彼女の私服を持ってきた。
柔らかい白のニットにレースのついたフレアスカート。ピンクのブラウスにワンピースまで
「うーん…あ！これはどうですか？」
そう言って見せたのは淡いピンク色のセットアップ。
胸元のリボンがチャーミングで可愛らしい。
『いいですね！此方をお借りしても良いですか？』
「勿論大丈夫です。早速お着替えになさってください！』
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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします！ (2023年2月26日 23時) (
レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜！夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ！！良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…？ (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年1月24日 23時
