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『というか、コネシマ様とシャオロンさんは何でここへ来たんですか？私に何か用事でも？』
訓練場に連れてきてもらった時は今日は自由に使っていいと言われた。つまり何時間か此処にいてもいいと言う意味だと受け取っていたが違ったのだろうか。
首を傾げると、2人はニカッと笑った。
「用事っちゅうほどのものじゃないねんけど、一回Aの実力を試してみたくてな。狙撃の実力は分かったけど戦場は何があるか分からんやん？やから近接の闘い方も見ておきたい。」
ええか？と聞かれ、別に断る理由もなかったのでそのまま着いていくことにした。
いつか自分の近距離戦の実力を知りたかったということもあるし、幹部が相手になってくれるんだ。非常に良い機会だろう。
コネシマ様に案内され武器庫へ入り、様々な武器を眺める。拳銃や斧、などの様々な武器達が此方を見つめていた。
だが、今から使うのはこの武器達ではない。
直接やり合ってみるとはいえ模擬戦だ。重大な怪我をしたら困る。
なので様々なゴム性の武器のうち、小さめの少し軽いゴムナイフを選んだ。
『コネシマ様はいつもどの武器をお使いになるのですか？』
暇そうに何処かを眺めていた目が此方を向く。その目は何と言うか、若干不服そうな目だ。
「俺はクリップポイントのナイフや。よく切れる。……つか、何で俺だけコネシマ様なん？シャオロンもいつの間にかさん付けになっとったし、ショッピ君においてはタメやんけ。」
なんだそんなことかと思いつつも、じとりと目を向けられるとなんとなく緊張してしまう。
『ショッピ君は年齢が近かったので。シャオロンさんは、前にお話しした時に様付けをやめろと言われたのでさん付けをしております。特に深い意味はないです。……すみません。不快でしたか？』
最後に付け加えると彼は一瞬そっぽを向いた。だが、深いため息をついた後また此方を見つめ少し距離を詰めてきた。
「不快っちゅうか、うーん。なんて言うんやろ。とりあえず、俺のことも様付けするのやめろ。コネシマって呼べ。ええやろ？」
『私は貴方を呼び捨てに出来るほどの者ではないですよ。ですが、呼び捨てじゃないのであれば……コネシマさんでもよろしいでしょうか。』
恐る恐る尋ねると、顎に手を当ててうーんと考え始めた。まずかったか…？と思ったがそんなことはなかった。
彼はまた良い笑顔でこう言った。
「及第点やな。いつかはコネシマって呼べよな？A！」
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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします！ (2023年2月26日 23時) (
レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜！夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ！！良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…？ (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年1月24日 23時
