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「君誰？見たことない顔やけど何処から来たん？…まぁええわ。かわええなぁ君。」
何処かで聞いたことのある声だが、頭が混乱しているせいか思い出せない。一心不乱に逃げようとするが何をしても無駄だった。
それでも懸命にもがいていると、色白な手が伸びてきて腕をベッドの上で固定されてしまった。しかも片手で。
もう片方の手は私の身体に伸び、オフショルダーのドレスの肩の部分が大きくずらされ肌が顕になる。肝心な所は隠せているものの少し動いたら見えてしまいそうだ。
『……やめ…て下さい…』
そう言うも虚しく白い手は胸の方へ。
どうすればこの状況を打開できる。こいつの弱点は何か。
必死に頭を巡らせた。考えろ、考えろ、考えろ……
『…ていやっ！！』
「がああ゛っ！？」
Aは覆い被さっていた男の股間を勢い良く切り上げた。彼女は女だとは言え狙撃手。銃を持ちながら俊敏な動きを求められる為おのずと力がつくもので。
通常の女性より鍛えられた自慢の脚で蹴った結果は男のポイントにクリーンヒット。
そのまま彼女の上に崩れ落ち悶えていた。
「Aー待たせてすまん……って大先生！？何しとるんですか一体！！」
ショッピは男を私から引っ剥がして私を立たせると、男に詰め寄り凄い勢いでビンタをかました。股間と頰にほぼ時間を空けずに強い衝撃。
流石に堪えたのか、すまんかった……と弱々しい声を発し床に力無く倒れた。
「大丈夫か？なんもされんかったか？ごめんな本当来るの遅なって。」
心配そうな表情で顔を覗き込みながら彼は言った。何もされなかったかと聞かれたが、服を脱がされそうになったことは何かされたことになるのだろうか。
いや、心配だから何も言わないでおこう。
『大丈夫だよ。ありがとう。でも、此処って本当に私の部屋で合ってるの？』
合ってるはず…と言いながら彼は耳元に手を当てた。通信機の類だろうか。随分と小さいがしっかりしているような作りだった。
思い返してみればゾム様やしんぺい神様、トントン様もグルッペン様も同じようなものをつけていたような気がする。
「こちらショッピです。大先生が未成年に手を出しました。至急回収に来て下さい。」
彼が呟いて30〜40秒経った頃。何やら大きな剣を持ったトントンが怒りの形相を顔に浮かべながら部屋に入ってきた。
そして、すみませんすみませんと私に謝った後倒れている男に蹴りをかまして部屋から引き摺り出していった。
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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします！ (2023年2月26日 23時) (
レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜！夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ！！良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…？ (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年1月24日 23時
