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赤く染まった空。

どこからともなく聞こえてくる爆発音。

倒れて行く兵士達。


「クソッ倒してもキリがねぇな…」


緑色のパーカーを着た男は、もう一体何人目かわからない敵兵を倒しながらそう呟やいた。

我々国は最近できた国であり、軍事力が非常に高いため次々と多くの国との戦いに勝利を収め急激に成長している軍事国家である。

しかし、できたばかりの国であるため国民が少ないのでその軍事力を存分に発揮できていないが、国が大きくなるにつれて世界を震わせる国家となるだろう。

それ故に目をつけられる。

今回の対戦国であるプネラは、戦闘における軍事力は我々国にかなり劣るもののそれを兵士の数でカバーしている。


「このままだと消耗戦になってまう!さっさと片して終わりにするぞ!」


そう部下達に呼びかけるも、現状は変わらない。
それどころか若干押されつつある。

かれこれ何時間も動き続けているので、体力もじわじわとすり減り始めてしまっていた。


「おいロボロ!プネラ兵が多すぎて全然片付かへんのやけど!援軍はまだなんか?!」


「あと2時間弱といったところや!そっちはあとどれくらいもちそうなん?」


「1時間が限界や」


そう話してる最中もプネラの兵士が突っ込んでくる。

毎日丁寧に研いでいる愛用のナイフも、切れ味が悪くなっていくが分かった。なめらかに刺せていたナイフが重くなり、腕に力が入る。

先程まで声をかけ合いながら戦っていた部下達の声も段々と聞こえなくなってきて、ふと周りを見渡すと血だらけとなった部下達が赤く染まった地面に顔をつけて事切れていた。

必死な顔で突っ込んでくる敵兵とナイフを交えながら1人1人殺していたら、気づけば自分の周りには沢山の死体が重なっていたのだ。

もちろん死体を避ける暇なんてない。加えて、戦地は乾燥している地表であったため死体が沈み込むこともなかった。



「ッやべっ?!」



気づいた時には時すでに遅し。

敵兵の死体に足を絡ませて転げてしまった。
その間にも距離を詰めてくるプネラ兵




「やられるッ…!!」


そう思った瞬間



















パァン!!!!



















突如として鳴った乾いた銃声と同時に、目の前で自分を殺そうとしていた兵士はバタリと倒れた。

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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします! (2023年2月26日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します!応援してます!投稿も頑張ってください! (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい!これからもよろしくお願いします! (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜!夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ!!良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…? (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未雨 | 作成日時:2023年1月24日 23時

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