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名 前 確 認 ｡ ページ2
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｢そしてこうなるわけだ！｣
長い助教授の話が終わり教室内は
急に騒がしくなり皆それぞれの帰り支度を初め
足早く教室から出ていく｡
俺も自分の筆記具を持ち､扉に向かおうとした時
聞き覚えのない声が俺の耳に届いた｡
｢えっと水上君…だっけ？あってるよね？｣
｢あってるけど､どうしたの？｣
警戒してか自分で思ったより素っ気ない返事を返してしまった｡
｢あのさ､一昨日からのノート見せてくれないかな？｣
そう言うと彼女は苦笑を浮かべて
持っていたノートを3､4ページ程
ペラペラめくった｡
｢いいよ､こんなんでよければ｡｣
俺は彼女にノートを差し出しまた素っ気なく返した｡
｢ありがとう｡今日はもう講義ないよね？明日でも大丈夫かな？｣
彼女はそう言い､俺のノートを自分のバッグにしまって早足で講義室から出ていった｡
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作者名：ちとせ | 作成日時：2017年10月21日 14時
